vol.0004-02
発行日:2009年11月12日 

前回よりお送りしている2009年収穫情報。
第2回目は前回の「北イタリア編」に続き、
中部イタリアよりBadia a Coltibuono(トスカーナ)と
南イタリアよりPLANETA(シチリア)の情報をお送りします。
北イタリア編はこちらから


■ Badia a Coltibuono (トスカーナ)



サンジョヴェーゼ種に関しては、質、量ともに素晴らしい収穫年でした。2009年の収穫はバディア・ア・コルティブオーノにとって記念すべきヴィンテージになるでしょう。
春は、平均気温を上回った温暖な冬に続き雨が多く、結果、ブドウは平均よりも早く出芽しました。5月末には前年よりも10日早くブドウの開花が見られました。雨が多く温暖な春に続き、6月・7月の暑い月には枝葉とブドウの早急な生長に恵まれ、7月末の数日間には早くもブドウの実が色づき始めました。
素晴らしい天候と気候のおかげで、天然の成分のみを使用しなければならないオーガニックの規則にのっとった手入れを最小限にとどめることができました。バディア・ア・コルティブオーノのオーガニック農法はグリーンプルーニングによって締めくくられました。
8月の高温は、9月の初めの雨までブドウの成熟を遅らせました。キアンティ・クラッシコの地域は、サンジョヴェーゼの伝統的な収穫慣習どおり、10月10日以降から最適な成熟状態に入りました。
畑とワイナリーで入念に選別された果実は、中〜高程度のアルコールを生む良質のブドウを保証してくれました。

<収穫日程>
9月25日〜28日 早期の品種とヴィンサントに使われるトレッビアーノ
10月5日〜15日 サンジョヴェーゼ


Badia a Coltibuono



■ PLANETA (シチリア)



今年の収穫は8月17日から10月25日まで行われました。これはプラネタにとって最も長い収穫期間でした。収穫は、夏の真っ盛りにメンフィで始まり、ブドウ畑の周りに栗が実り、初雪が降る、10月の終わりにエトナで終了しました。
秋の始まりは、シチリアのほとんどの地域で特に雨が少ない涼しい気候から始まりました。反対に春は、特に夏が始まる前の5月に雨が多く、暑い季節に向けてのブドウの生育に最高な条件となりました。夏のほとんどは、心地よい気温で安定しており、この季節の平均気温を越えることはありませんでした。日照時間も安定しており、全てのブドウを健康な状態で収穫することができました。9月末から降り始めた雨は10月の終わりまで続きましたが、幸運にもメンフィ、サンブーカ、ノートでは収穫がほとんど完了しており、ヴィットリアとエトナでは、水はけの良い特質を持つ土のお陰で大きな影響もありませんでした。       
シチリア西部(メンフィ、サンブーカ)
シャルドネの収穫は従来8月17日から始まりますが、今年は10〜14日遅れて始まりました。非常に珍しいことに今年の休日が、8月15日の「フェッラゴスト」以降まで続いたためです。8月19・20日以降、気温は次第に上昇し、丁度良い湿度が保てたため、果実の乾燥を避け、凝縮することが出来ました。一方、黒ブドウは9月1週目〜2週目の間に収穫されました。ネロダーヴォラとシラーの質は非常に素晴らしいものとなりました。グレカニコの収穫は9月終わりには完了しました。白ブドウは概して良く、シャルドネ、グレカニコは特に素晴らしい出来です。
黒ブドウについては、品種によってはややフレッシュ感と切れ味が前に出て、一般的な暖かい収穫時期と比べて凝縮感が欠けるかもしれませんが、一方で飲みやすいワインとしての可能性に富んでいると言えるでしょう。メンフィで栽培されている品種はすでにワイナリーで保存されていたため、9月末の雨で困ることはありませんでした。


シチリア東部(ノート、ヴィットリア、エトナ)
ノートの収穫は2回に分けて行われます。1回目は8月20日からモスカートを収穫、2回目は9月5日から20日に 黒ブドウに専念して行われます。ノートでは、夏は穏やかで乾燥した理想的な状態で、雨が降ったのは私たちには喜ばしいことに収穫後の数日間であり、乾燥してレベルの高い収穫が行われた後でした。 ブドウは健康的でバランスがとれ、品質も完璧だったため、ますます満足のいくものとなりました。 "モスカート・ディ・ノート""サンタ・チェチリア"の2009年ヴィンテージも素晴らしい品質になると期待しています。ヴィットリアは収穫前の雨に悩まされましたが、水はけの良い砂質の土のおかげで、濃度よりも果実味が特徴の"チェラズオーロ・ディ・ヴィットリア"にも病気の発生はありませんでした。
2008年に完成したばかりの新しいワイナリー、エトナは素晴らしいデビューで、大きな驚きに満ちていました。雨はエトナの収穫につきものです。畑の海抜の高さが収穫のシーズンの雨の地域と重なり合うためです。しかしこのことが、この山間地で収穫されるブドウの優れたキャラクターを決定する重要な要因のひとつとも言えます。カリッカンテの最初の木箱は10月22日にワイナリーに到着し、65日前に始まった収穫は10月25日に終了しました。
「ヴィニタリー」でのエトナに対する判断は未知のものですが、私たちはその出来に非常に満足しています。





PLANETA


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