ワインメーカー来日インタビュー第一弾:IPPOLITO 1845

 ワインメーカー来日インタビュー第一弾:IPPOLITO 1845



2013年2月の下旬来日したイッポーリト社のヴィンチェンッオ・イッポーリト氏に南イタリアのカラブリア州を代表するワイナリーの同社の特徴や魅力を伺いました。
同社は1845年に創業、5世代に渡ってカラブリア州のワイン生産の歴史的中心地であるチロに位置するワイナリーです。

VINCENZO IPPOLITO氏
VINCENZO IPPOLITO氏
Ippolito 1845

ワインと関係のある最初の思い出は?

思い出はいっぱいありますが、多分ワインを初めて味見した時かな。。。
家のテラスで、暑い夏の食事中、デザートとしてワインをふりかけて桃を食べ、不思議な感覚でしたね。7歳ぐらいだったのかな?(笑)

ワインって私の生活に風景としてあった存在です。 ワイナリーだって、私にとっては、遊園地でした。
設備のエリアでスケートで遊んだり、自転車で走ったりしていました。
当時一番気になっていたのはボトリングの機械でした。そのリズムが、いつも同じで。。。

イッポーリトワイナリーの特徴は?

まず、イッポーリト社は小さい会社です。
そこで働いている人数は限られているからこそ、全員が生産の全体の流れを知らないといけない。
私も会社の経営を担当していますが、生産やボトリング等、様々なセクションの知識を持たないといけない。
弟はマーケティングの担当で、叔父にはブドウ畑と工場設備をみてもらっています。

カラブリア州では一番歴史が古い、5世代に渡るワイナリーです。
ぶどうは自社で収穫しているので安定したワインが造れますが、毎年天気に従うしかないので、収穫が少ない時や、天候が悪い時など、非常に大変です。

一番大きな特徴は、土着ぶどう品種を栽培していること。
そのお陰でユニークなワインが造れるので、比較される外国のワインはありません。
それが一般的にイタリアワインの一番大きなメリットと言えるでしょう。

イタリアワインはもっとプロモーションをして、お客様にもっとワインのことを伝えなくてはいけないと思っています。

どのようにワインの生産が変化していると思いますか?

最近、ワインの世界が大分変わってきたと思います。

まず、昔のデーターに比べたら、イタリア人の一人当たりの消費量は減ってきました。
以前のように、ワインが食事をする時に、必ず出てくるものではありません。
その代わりに、他のマーケット(アジアやアメリカ等)のほうで需要が増え、一人当たりのワインへの支出額は高くなっています。
結果として、量は減っていますが、お客が求めている品質と認知度が高くなっています。

それに、ワインだけではなく、オーガニックワインの栽培やリサイクルのカートンの使用など環境や健康への影響についての関心が高まっています。
約10年前まではイッポーリト社のマーケットの95%はイタリア国内でした。
イタリアがまだ景気が良かった時代です。
現在は量ではなく、より美味しいワインをお客様が求めています。

イッポーリト社は土着品種ぶどうのワインを武器にして、海外へもっと輸出して、世界をマーケットにすることが出来るようにと思っています。

海外市場と日本市場の重要性を教えてください。

イッポーリト社にとって、日本市場は15-20%で、ランキングとして、アメリカ、ドイツの次となっています。
日本のお客様は偏見を持つことなく、ワインについて深い興味があり、品質から、ラベルまで、細かいことも注意深くみているお客様ですね。

イッポーリト社のワインはこちら

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