ワインメーカー来日インタビュー第四弾:トスティ

 ワインメーカー来日インタビュー第四弾:トスティ



アスティDOCGの中心地カネッリに位置し、1820年に設立された近代的なワイナリー、トスティ社のCEO、Francesco Gallo氏トスティ・スプマンテの魅力について伺いました。

Francesco Gallo氏
Francesco Gallo氏

ワインに関する最初の思い出は?

そうですね・・やはり収穫の時期に家の近くで造られていたマスト(甘いブドウのジュース)が印象的でしたね。 私が生まれたのは、Asti県にあるINCISA市です。 ワイン造りで有名なので、思い出は沢山ありますが、そのマストのブドウの甘さははっきり覚えていますね。 美味しかったです。(笑) 懐かしい幸せな思い出です。


トスティ社の強みは?

何世代にも渡ってファミリーがトスティ社を築きあげてきたことは大きな強みといえます。 また、自社畑以外に50年前から300もの農家にブドウを供給して頂いているため、ブドウの収穫からボトリングまでワイン造りに関する全てのプロセスを管理できます。 一貫したワイン醸造システムと設備のおかげでフレッシュな味が保たれます。
また、トスティ社はMADE IN ITALYを体現していると考えています。 トスティ社のボトルの真ん中には、おへそのようなくぼみがあって、このユニークなボトルのデザインは商標登録されています。 非常にフェミニンなデザインで、真ん中にラベルが貼られている通常のボトルとは違い、中身がすぐ見えるようなデザインです。 これは、ワインが中心だというコンセプトで作られています。
2013年よりデザインが一新され、さらに曲線的なデザインになっています。 ボトルを手に取ったら、後ろの方の裏ラベルまで手を回したくなりますよ。



トスティ社のマーケットシェアは?その中における日本の位置づけは?

トスティは世界中で販売されており、30年前からアメリカに輸出し好評を博しています。 英語で「TOSTI(トスティ)」は「TOAST(トースト=乾杯)」や「TASTE(テイスト=味わい)」に近い響きなので、人々に親しまれやすいという意味では、運が良かったかもしれません。 これをきっかけにアメリカでのプロモーションが成功しました。 不思議に思われるかもしれませんが、実はトスティのスプマンテはイタリアよりもアメリカで成功しました。 アメリカでの成功が、その後のヨーロッパでの成功につながったのです。 最近、ロシアをはじめ、イギリスやオーストラリア等でも売り上げが伸びています。 日本のマーケットシェアはまだ小さいかもしれませんが、ブランドの認知度は高いですね。
現在のマーケットシェアは、アメリカ35%、イタリア23%となっています。 将来最も発展すると予想される市場はアジアとロシアです。 今世界中で「スパークリングワイン」に関しての興味が非常に高まっています。 「スパークリングワイン」を飲むシーンが増えているからです。 もともと、「スパークリングワイン」と言うと、お祝いに祝杯を上げるイメージがとても強いと思いますが、これからはもっと日常的な消費に変わると思います。 そして、質の高い「スパークリングワイン」が今後伸びると考えています。
「スパークリングワイン」の泡は気持ちを高揚させて、ハッピーな気分にしますね。 「スパークリングワイン」の中でも、「スプマンテ」はもっとも飲みやすいと言えます。 アルコール度数が低いこともあり、体に負担が少なく、「EASY TO DRINK=手軽に飲めるワイン」と言えます。 価格の面においても、飲みやすいと言えます。

トスティ社は今後どのように成長していくと思いますか。

トスティ社を世界におけるスプマンテのアンバサダー(大使)にしていきたいと思っています。
トスティ社は常に「円滑に人と人をつなぐ存在でありたい」と願い、日々心がけています。
社内だけでなく、社外においても、人と「円滑に」お付き合いをしています。 消費者の声を聴き、異文化交流をし、お客様のニーズにこれからも応えていきたいと思っています。
また、常に新しいアイディアを出すようにしています。 例えば、今年よりボトルのデザインが新しくなりましたが、3年間はこのデザインで続けたいと思っています。 アイディアを出す場面における一人一人の発言力は非常に重要であると思います。
もちろん、他の商品の企画もしているのですが、ここではまだ内緒にさせて頂きます。(笑) 現在、世界中で弊社のモスカート・ピンクが流行していますが、それは、意図的に「ロゼ」を名前につけていないところがミソです。 「ロゼ」ワインと違う新たなコンセプトで打ち出したいというのが理由です。 あえて、透明なボトルを使用し、中の美しいピンク色が際立つようにしました。
もう一つの新たな試みはオーガニックです。 お客様のために、最もフレッシュな味と新鮮なワインを届けたい一心で造りました。 現在、オーガニック・モスカートを造っているのはトスティ社だけです。

トスティを飲む方の特徴は?

そうですね。
トスティのお客様のターゲット層は20代~50代がメインですが、男女問わず幅広い層に好まれています。 MADE IN ITALYの商品やデザインが好きで、新しい経験や体験に関してオープンマインドな人たちです。 自分自身で色々な経験を重ねて、知識を持ちたいと思っている方ですね。 「MILLENIUM GENERATION」、新世代の垢抜けした自分の意見や考え方を持っている方です。
日本人の消費者の素晴らしいところは、はっきり意見と好みを伝えてくれることです。 そして、イタリアのことを大好きで、イタリアにあこがれを持ち、いつか旅したいと思われている方も多いように感じました。 日本には、イタリアの文化に造詣があり興味を持っている方が多く、そういった方々にイタリアワインは愛されていると感じました。

トスティを飲むスタイルとは?

もともとスプマンテはお祝いの時によく飲まれますが、近年、新しいスタイルができ、飲む機会のバリエーションが増えてきています。 ”Happy Hour”(ハッピーアワー)やブランチなど普段のお食事と共にスプマンテを楽しむ機会が増えてきました。 また、パーティーなどでスプマンテを飲むことで、悪酔いすることなく、人との距離を近づけてくれるきっかけになることもあります。 例えばバローロなどの赤ワインだとチーズや重めのお食事とのマリアージュを考えながら頂かなければなりませんが、スプマンテはそこまで難しく考える必要がありません。 気楽に飲めますし、自分の好みに合わせながら、お食事が楽しく選べます。
スプマンテの泡のように、トスティ社のワインは、軽やかで美味しいひとときを皆様にお届けいたします。

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