Cultureカルチャー

2020年11月10日

イタリア・クリスマスのスイーツ合戦

いよいよ2020年の年末が目前へと迫ってきました。年末の一大イベントといえば、クリスマス!

カトリックの総本山・バチカン市国があるイタリアにとっては、一年で最も重要な日でもあり、一家全員が揃う日でもあります。イタリアではクリスマスが日本の大晦日のような日なのです。

クリスマスシーズンのサンピエトロ大聖堂

もう一つ日本と違う点といえば、本場イタリアでは12月24日のイブにはシーフード料理が振舞われ、クリスマスディナーの締めに必ずと言って良いほど食べられるアイテムがイタリアの二大クリスマスケーキ、パネットーネとパンドーロです。そして毎年決まって行われるのが家族内のパネットーネ派とパンドーロ派に分かれスイーツ合戦。

近年では、伝統的なものに加え『今風に』アレンジされたパネットーネやパンドーロも誕生してきているため、家族内からのリクエストはさらにエスカレート!!

スーパーに高く積まれた数ある銘柄からお気に入りのメーカーを指名したり、地元のパティシエ手作りの物をわざわざ予約したりと、家族内の希望は様々です。

しかし今回は、伝統的なパネットーネとパンドーロを紹介したいと思います。

ミラノ代表 パネットーネ!

フルーツの砂糖漬けや干しぶどうがふんだんに使われ、天然酵母を使い時間をかけて丁寧に作られたほんのり甘い大人の味のケーキ。スプマンテに合わせて良し!朝ごはんにカプチーノと合わせても良し!と、大人の優雅な雰囲気をもたらしてくれるイタリアでクリスマスに食べる伝統的なドルチェです。

さて、この「パネットーネ」。名前の由来は諸説ありますが、有力なのがミラノ公爵の宮廷でクリスマスディナーが行われ、その席で振舞われるはずだったケーキを焦がしてしまいました。そこで、シェフの元で見習いをしていた青年トーニが急遽作ったスイーツが、ドーム型のパンでした。

大変好評を得たパンですが、その時にこのお菓子の名前は?と聞かれ、シェフが咄嗟に「Pane di Toni (パーネ ディ トーニ。トーニのパンという意)」と言い、その後パネットーネとなりました。ケガの功名から生まれた名ケーキとなりました。

ヴェローナ代表 パンドーロ!

卵とバターを使い、バニラが香るシンプルなケーキ。しかし、星形☆の可愛い形でクリスマスツリーやハリネズミなどアレンジも可能な楽しく作れて・美味しく食べられるケーキです。パンドーロは、パネットーネとならんでイタリアのクリスマスに欠かせない伝統的なドルチェです。

パンドーロの起源は、古代ローマにまでさかのぼるともいわれておりますが、現在食べられているパンドーロは、1894年10月14日、ドメニコ・メレガッティがヴェローナにおいてパンドーロを生産する工程の特許を取得したことに始まります。

「黄金のパン」の意味を持つパンドーロは、ちぎって食べるだけでなく、お子様と一緒にクリスマスツリーやハリネズミなど簡単に作れるかわいいデコレーションケーキとしてもお楽しみいただけます。

さて、今年のクリスマス、

あなたはどちらに加勢しますか?

パンドーロを使ったハリネズミケーキの作り方は、日欧商事公式YouTubeで公開中!ぜひ、ご覧ください。

楽しいクリスマスをお過ごしください☆☆☆