深いガーネット色を持つ力強い味わいのワインです。エーテルやタールのような長く続くブーケ、ドライで調和の取れたベルベットのように滑らかでフルボディの長期熟成向きバローロです。
【2016年ヴィンテージ・レポート】
近年でも特に長い収穫期となった年。
年初の2か月は穏やかで降水量が少なかったものの、2月末から3月にかけて気温が下がり、豊富な降雨によって土壌には十分な水分が蓄えられました。これにより萌芽は早まりましたが、その後の寒さで生育が一時的に緩やかになりました。春は適度な雨に恵まれ、遅れて始まった夏は9月まで続き、ブドウの成熟を理想的に進めました。
その結果、芳香が豊かで構造に優れた、バランスの取れたワインが生まれました。今後長く語り継がれるであろう優良ヴィンテージです。
フォッサーティ、カンヌビ、リステの3つの畑から厳選したブドウを使用。除梗後、自然酵母による発酵をセメント槽で約15日間行い、その後40日間の帽子浸漬とマロラクティック発酵を経ます。翌春にスラヴォニア産オークの大樽へ移し、5年10か月の熟成後、セメント槽で静置し瓶詰めます。
【カンティーナ・プリヴァータ対象アイテム】
イタリア
バローロ村の複数の自社畑(バローローリステ、カンヌビ、カンヌビ・サン・ロレンツォ、フォッサティ、 サン・ピエトロ・デッレ・ヴィオーレ)