プラネタ社のシャルドネは、シチリアワインにおける価値や存在に変化をもたらしたと評されるワインで、国際品種であるシャルドネ種を使って世界のワインと対等に戦うシチリア産ワインを作るという夢から誕生しました。1985年に始まったこのワインの長い旅は多くの驚きと成功をもたらし、今日プラネタ社のシャルドネはシチリアワイン全体の運命を変えた象徴となりました。このワインを造るブドウが栽培されているウルモとマロッコリのブドウ畑は非常にユニークなロケーションとテロワールで、醸造はフレンチ・バリックで行い、厳格に丁寧に造られた気品のある力強いワインが生まれます。
【ヴィンテージ・レポート 】2005年の秋から冬にかけて、特に晩秋に雨が多く、気温は比較的低めでした。水を保持した畑で木はよく休むことができ、雨の多かった冬の後の春は冷涼で乾燥していました。稀で断続的な雨により、理想的で健康的な条件での発芽と開花が可能となりました。夏には白ブドウ黒ブドウ共に素晴らしい成熟を見せ、収穫は例年と比べ1週間遅れとなりそうでしたが、8月中旬に起こった4日間の猛暑により、例年通りのタイミングとなりました。2006年は健全で高品質のブドウを収穫することが出来、収穫量は10%減、メルロー、ネロ・ダーヴォラは20%減となりました。とても日照量に恵まれた晴天の多いヴィンテージで、4月以降、クリアな青空が続き、雨量は少なめでしたが、大変満足のいくヴィンテージとなりました。
【味わい】シャルドネが非常に豊作だった年、長期熟成能力の高いヴィンテージ。リッチでクリーミー、品種の個性が光る仕上がりとなりました。