
コスタセラ・アマローネのアートラベルコレクション、第2作目のアーティストは、スイス出身のマヤ・フォン・モース氏。彼女は3Dアニメーションという革新的な手法を用いる芸術家です。『物質の変容(The Metamorphosis of Matter)』と題された彼女の作品の世界観が、特別に選ばれたコスタセラ 1999年ヴィンテージのラベルを華やかに彩ります。

マァジの「コスタセラ・アマローネ」のラベル制作にあたり、私はヴェネツィアの華やかさとヴァルポリチェッラの豊かさに目を向けました。インスピレーションの源は、ヴェネツィアそのもの、そしてその画家たちです。ティツィアーノの赤*、ヴェロネーゼの緑*、ティエポロの青*、そしてモザイクの黄金色*です。
ヴァルポリチェッラを訪れた際には、四季を通じてブドウが変化していく魔法のような過程の記憶を持ち帰りました。これらすべてのアイデアやインスピレーションを、新しく現代的な表現方法である3Dアニメーションの中に凝縮しようと試みました。
「ワイン造りは芸術を生み出すことに等しく、ほとんど形而上学的とも言える人間の営みです。それは原料を、人の手によって形づくられた産物へと変容させる行為です。自然の大きな営みと、人の手による繊細な働きが重なり合いながら、ワインは生まれます。大地、太陽、惑星といった大きな存在から、ブドウ、植物、酵母といった目に見えない小さな要素、そして色彩やアイデアまでもが一体となっています。献身とインスピレーションによって、人は大地の恵みを、美として味わうべき宝石へと昇華させることができるのです。こうした深いメッセージを、3Dアニメーションは表現することができます。そしてその視覚的なエッセンスが、芸術的にワインラベルへと落とし込まれています。」— マヤ・フォン・モース
*ティツィアーノ:ルネサンス期ヴェネツィア派を代表する画家。深みのある赤の表現で知られる。
*ヴェロネーゼ:壮麗で装飾的な色彩表現を特徴とするヴェネツィア派の画家。特に鮮やかな緑が印象的。
*ティエポロ:軽やかで明るい色彩と天井画で知られる18世紀ヴェネツィアの画家。透明感のある青が特徴。
*モザイクの黄金色:サン・マルコ大聖堂に代表される、ヴェネツィアのビザンティン様式モザイクに見られる黄金の色彩。都市の歴史と宗教的荘厳さを象徴する。
以下リンク先より、アーティストの紹介をご覧いただけます。(イタリア語・英語のみ)
“コスタセラ・コンテンポラリー・アート“とは?
ヴェネト州ヴァルポリチェッラ地区で250年以上の歴史をもつワイン生産者であるマァジ社が、2013年に始めたプロジェクトです。2年ごとにマァジおよびそのワインとゆかりのある国から、国際的に著名なアーティストを選び、同ワイナリーのアイコンワインであるコスタセラ・アマローネとその歴史的ラベルに捧げる作品の制作を依頼しています。作品はフロントラベルに印刷され、アートボトルとして保管できるように、ラベルは特別仕様となって貼り付けがされています。
「文化(culture)」という言葉は「耕す(to cultivate)」という動詞に由来しており、土地を耕す行為は、人々が長年培ってきた知恵の表れにほかなりません。したがって、芸術と優れたワインの生産という二つの文化的表現が意味のある対話を持つことは、決して不思議なことではありません。コスタセラとアートを結びつけることは自然な選択です。古代ローマ時代から造られてきた干しブドウ由来のこの有名なワインは、「アマローネ」という名のもと、現代においては芳醇で特別なワインへと進化してきました。そして今、共通の志のもとにアートと出会っています。この考え方こそが、「コスタセラ・コンテンポラリー・アート」プロジェクト誕生の原点です。
イタリア
ヴェローナ県リヴォリ・ヴェロネーゼのズアネ(アディジェ川右岸の台地)