【ヴィンテージ・レポート】2012 年の収穫は、生産量の面では総じて多くはなかったものの、植物衛生面において極めて優れた原料ブドウに恵まれたヴィンテージといえます。造られたワインは驚くほどバランスが良く、官能的特性にも非常に優れています。冬は不規則な推移を見せ、当初は平年より温暖でしたが、例年より遅れて寒さが訪れ、その後2 月いっぱい厳しい低温と豊富な降雪が続き、十分な水分貯蔵量が形成されました。春(3~4 月)は冷涼で降雨が多かったものの、5 月に入ると気温が大きく上昇しました。この豊富な水分と高温の組み合わせにより、ブドウ樹の生育は加速しました。夏は中~高めの気温で降水量は少なかったものの、冬から春にかけて蓄えられた十分な水分量のおかげで、水分ストレスは見られませんでした。ネッビオーロの収穫は10 月初旬に始まり、収穫されたブドウは、やや低めのアルコール度数ながらも、熟成に適した骨格のあるワインを生み出す高い素質を備えていました。
イタリア
バローロ村の複数の自社畑(バローローリステ、カンヌビ、カンヌビ・サン・ロレンツォ、フォッサティ、 サン・ピエトロ・デッレ・ヴィオーレ)