【ヴィンテージ・レポート】この年の冬は前年より寒かったものの、極端な寒波はなく、年明けには数回の降雪が見られました。その後は寒さと季節外れの暖かさが交互に訪れる不安定な推移に。春は穏やかで降水量も平年並み、雨は主に3~4月に集中しました。夏は2012年を思わせる厳しい暑さとなり、6月中旬から9月初旬までアフリカ高気圧の影響が続きました。7月下旬から9月初旬には雹を伴う嵐が
発生し、地域によって被害も見られました。初秋は変わりやすく、10月下旬には大雨により一部で洪水も発生しましたが、10月末からは天候が回復。アリアニコの収穫は内陸部で11月まで続き、ブドウは健全で糖度も高く、過熟はほとんどありませんでした。ワインはふくよかで親しみやすく、緊張感よりも旨みと豊かさが際立つスタイル。若いうちから楽しめ、同時に優れた熟成ポテンシャルも備えた、カンパーニャらしい「偉大な暑い年」のヴィンテージです。
【味わい】濃く輝くルビー色。ブラックチェリー、熟したプラム、甘草、スパイス、バニラの香りが豊かに広がります。味わいはふくよかで包容力があり、タンニンは熟して丸みを帯び、旨みが前面に出たスタイル。親しみやすさと同時に、アリアニコらしい力強さも備えた、偉大な暑い年を象徴するヴィンテージです。
イタリア
カンパーニア州イルピーニア地方タウラージ村