【ヴィンテージ・レポート】1996年の冬から春にかけては冷涼で、降雨量も平年並みからやや多めに推移し、生育初期は慎重な管理が求められる年となりました。初夏にかけては気温の上昇が緩やかで、ブドウの成熟は全体的にゆっくりと進行しましたが、夏に入ると天候は安定し、極端な暑さに見舞われることはありませんでした。タウラージは成熟が遅く、収穫が10月後半から11月に及ぶ産地であるため、秋の気候が品質を大きく左右しますが、1996年は秋にかけて穏やかで乾いた天候が続き、フェノール成熟を含め、時間をかけた理想的な熟成に到達しました。収穫量はやや抑えられたものの、果実の凝縮感と健全さは高く、しっかりとした酸と引き締まったタンニンを備えた、構造の明確なヴィンテージとなっています。全体としては「非常に良年」と評価され、長期熟成によってその真価を発揮する、クラシックなタウラージの資質を備えた年と言えるでしょう。
【商品概要】アリアニコは、カンパーニア州の中でも火山帯が集中している北緯41度周辺が最適地の品種と言われています。単一畑のピアーノ・ディ・モンテヴェルジネ・タウラージは標高450mにあり、火山性土壌にあります。樹齢は約27年。自社畑は風通しが良く昼夜の寒暖差も大きいので、ブドウはゆっくりと成熟します。特に、ここで育つアリアニコはバルサミックな香りで複雑、味わいは洗練されてエレガントです。濃いルビー色、エレガントなタンニンと熟した甘酸っぱいブラックチェリー、リコリスの繊細な味わい。バランスの取れた滑らかで丸みのある仕上がりです。10月中旬~下旬に手摘みにて収穫を行います。ステンレスタンクにて24℃で20日間の発酵の後、マロラクティック発酵は木樽で行います。フレンチオーク樽で18ヶ月間の熟成、瓶内熟成は最低24ヶ月間行います。
イタリア
カンパーニア州イルピーニア地方タウラージ村