【ヴィンテージ・レポート】この年の冬は厳しい寒さはなかったものの、降水量は平年並みで、霜の降りる寒い日も見られました。春の始まりは前2ヴィンテージより涼しく雨が多く、気温が上昇したのは4月下旬以降。5月は穏やかで晴天に恵まれましたが、6月初旬から7月中旬にかけては低温と多雨が続き、不安定な天候となりました。7月後半から8月にかけて天候は安定し、短い熱波はあったものの、比較的穏やかな夏となります。9月は涼しく霧や露が見られる日が多かった一方、9月下旬から10月末にかけては25℃前後まで気温が上がり、小春日和に恵まれました。この年は豊作となり、収穫量は前年より約10%増加。収穫期間は2か月以上に及び、赤品種の一部は12月初旬まで続きました。ワインは張りのある酸とフレッシュさ、透明感を備え、均整の取れた構造と長期熟成のポテンシャルを持つ、個性の明確なヴィンテージに仕上がっています。
【味わい】透明感のあるルビー色。赤系果実、ザクロ、スパイス、ドライフラワーの香りが繊細に立ち上がります。味わいは張りがありながらも滑らかで、酸とタンニンのバランスが非常に美しく取れています。エレガントで洗練されたスタイルを持ち、タウラージの気品ある一面を表現したヴィンテージです。
イタリア
カンパーニア州イルピーニア地方タウラージ村