プラネタ社のシャルドネは、シチリアワインにおける価値や存在に変化をもたらしたと評されるワインで、国際品種であるシャルドネ種を使って世界のワインと対等に戦うシチリア産ワインを作るという夢から誕生しました。1985年に始まったこのワインの長い旅は多くの驚きと成功をもたらし、今日プラネタ社のシャルドネはシチリアワイン全体の運命を変えた象徴となりました。このワインを造るブドウが栽培されているウルモとマロッコリのブドウ畑は非常にユニークなロケーションとテロワールで、醸造はフレンチ・バリックで行い、厳格に丁寧に造られた気品のある力強いワインが生まれます。
【ヴィンテージ・レポート 】春先はやや乾燥気味でしたが、開花期は安定し、病害の少ない健全なシーズンとなりました。夏は日照量が多く成熟は順調に進行。夜間の気温低下が酸の保持に貢献し、グリッロやシャルドネなど白ブドウはフレッシュさと果実の厚みを両立しました。収穫は例年よりやや早めに行われ、柑橘や白桃、ハーブを思わせる香りが際立つスタイル。全体としてはクリアでミネラル感のある仕上がりで、早い段階から楽しめる一方、数年の熟成にも耐えるバランスの良いヴィンテージです。
【味わい】昼夜の寒暖差によって保たれた酸が、熟成後もワインに生き生きとした印象を与えています。現在は柑橘のマーマレードや白い花、アーモンド、軽いハーブのニュアンスが感じられ、味わいは透明感のあるスタイル。果実の厚みとミネラルのバランスが良く、熟成によって複雑さが増しながらも、まだフレッシュな骨格を感じさせます。
イタリア
シチリア州南西部メンフィ