プラネタ社のシャルドネは、シチリアワインにおける価値や存在に変化をもたらしたと評されるワインで、国際品種であるシャルドネ種を使って世界のワインと対等に戦うシチリア産ワインを作るという夢から誕生しました。1985年に始まったこのワインの長い旅は多くの驚きと成功をもたらし、今日プラネタ社のシャルドネはシチリアワイン全体の運命を変えた象徴となりました。このワインを造るブドウが栽培されているウルモとマロッコリのブドウ畑は非常にユニークなロケーションとテロワールで、醸造はフレンチ・バリックで行い、厳格に丁寧に造られた気品のある力強いワインが生まれます。
【ヴィンテージ・レポート 】2007 年ヴィンテージは、2006 年の10 月の雨により、畑が十分に休むことが出来たこと、2007 年のための畑の準備が整ったことに特徴付けらます。比較的穏やかな冬で、気温も低くなりすぎず、雨量も例年の平均より下回っていました。イタリアの他のエリアとも、気象条件は冬の半ばを除き似通っていました。雨量の少なさから、夏のための十分な水を保持していない状況は不安要素でありましたが、春になり5 月末までシチリア全土が雨に恵まれました。ブドウの質に関わってくる最も重要な時期、7 月以降は天候に恵まれ、7 月20 日から8 月15 日にかけて起こりうる熱波に2 度ほど見舞われましたが、気温は安定しており、持続的な高気圧は雨が少なく熟成感に優れたヴィンテージになることを示唆していました。(2007年ヴィンテージはシチリアの1997 年と2001 年に類似しています。)メンフィにおいては、ブドウは最高の状態に育ち、結果として類稀なる素晴らしいヴィンテージとなりました。特にフィアーノとグレカニコ、シラーとカベルネが素晴らしいものでした。白ワインは濃密で力強く、赤ワインは美しく深みのあるタンニンを備えており、シャルドネとメルローは、PLANETA らしさ全開のスタイルを持っています。
【味わい】豊かな日照と安定した成熟を反映し、濃密な果実味が際立つヴィンテージ。熟成を経た現在は、熟した洋梨や焼きリンゴ、蜂蜜、アーモンドの香りが重なり、ほのかなスパイス感も感じられます。ボリュームのある口当たりながら、塩味を思わせるミネラルが全体を引き締め、余韻は長く複雑。PLANETA らしい力強さとエレガンスが調和した表情です。
イタリア
シチリア州南西部メンフィ