Cultureカルチャー

2022年2月25日

バーチャルトリップ in ドロミーティ vol.2

さて、前回はドロミーティの玄関口ボルツァーノをご紹介しましたが、今回はボルツァーノからドロミーティの心臓部ともいえる街コルティナ・ダンペッツォまでお連れします。ドロミーティ山塊には、各街から山頂へと連れて行ってくれるケーブルカーが何本も伸びていますが、行く山々でまったく違った景色が広がるのもドロミーティの面白いところ。それでは、この素晴らしい雄大な絶景を楽しむ旅にSi Parte!

まずは、オルティゼイの街から伸びるケーブルカーでわずか数分。高さ2,000mにある欧州最大の高原アルペ・ディ・シウジへ連れて行ってくれます。その広さはなんと56平方キロメートル!年間300日にもおよぶ日照に恵まれ6月~7月には一面のお花畑に出会えます。奥にはサッソ・ルンゴやサッソ・ピアットを臨み年間を通して息をのむような絶景を楽しめます。

欧州一広い高原

そしてオルティゼイから北へ伸びるもう一つのケーブルカーに乗りセチェーダ山頂を目指せば、今度は岩山が切り立つガイスラー山群へ 。

次に目指すは、サッソ・ルンゴのお膝元を抜け、車好きやバイカーならば一度は行ってみたい「ポルドイ峠」。つづら折りのヘアピンカーブが続くこの峠は、イタリアを代表する自転車ロードレースの一つ、「Giro d’Italia」のコースでもあります。ここからケーブルカーで岩と岩の間の急斜面を駆け上がるように上っていけば2,950m地点の山頂にある「Terrazza delle Dolomiti(ドロミーティ・テラス)」に到着。ゴンドラからの眺めは抜群ですが・・・ 高所恐怖症の方にはNGかもしれません。(笑)

そして最後に3000m級の山々に囲まれ「黄金の盆地」と呼ばれるユネスコ自然遺産指定区域の心臓部の街コルティナ・ダンペッツォ。今では大型ホテルなどスポーツ用・観光客用施設も充実しています。冬には100kmを超えるスキーゲレンデもあり、イタリア国内でもウィンタースポーツのメッカとも言える地です。

コルティナ・ダンペッツォから更に奥へ進むと、ドロミーティ山塊のシンボル的山と言える「Tre Cime di Lavaredo(トレ・チーメ ディ ラヴァレード)」があります。イタリア語で『三つの頂上」を意味するように、三つのそびえたつ岩山が連なっています。このトレ・チーメを一周するトレッキングコースは、約4時間程度なのでお時間と体力に余裕がある方は、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?(ちなみにトレ・チーメの麓までバスも出ているようですよ!

ところで、コルティナ・ダンペッツォの名前、どこかで聞いたことがありませんか?そう!次の冬季五輪の開催地です。北京五輪では、日本人メダル第一号となったスキージャンプの小林選手が記憶に新しいかと思いますが、ミラノ-コルティナ五輪のスキージャンプは、なんとフェリチェッティ本社からわずか数分のところにあるジャンプ台で開催されます。次回も日本人選手の活躍を期待したいですね!

さて、最後に世界のガストロノミー事情第二弾!今回はミラノにあるトラットリア「トリッパ」よりディエゴ・ロッシシェフ。SNSのフォロワーがなんと4万人とミラノで最もフォローされているレストランです。なぜこんなに大勢のフォロワーがいるのか、秘訣を聞いてみます!

そして、続くはローマにあるミシュラン一つ星レストラン「ヅィア」からアントニオ・ヅィアントーニシェフがコロナ禍の逆風の中でどのように自信の料理をより理想に近づけたかを語ってくれました。

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