Cultureカルチャー
2026年3月4日
【JET CUP】チャンピオンツアー Vol.1
第16回 チャンピオン 山田 琢馬氏
イタリア研修 1日目 PLANETA 訪問

イタリア研修1日目 PLANETA訪問
2025年10月、イタリアを2週間訪問した。訪問を通して感じたことをレポートする。
最初の訪問はシチリアのパイオニア的生産者、プラネタが州内に持つメンフィのウルモワイナリーとディスペンツアワイナリーだ。
PLANETA(プラネタ)
「ワイン大陸」とともにシチリアにおいて15世紀から17世代に渡って農業を行ってきたプラネタ家。300年前からブドウ栽培に携わる名家の当主ディエゴ・プラネタ氏を中心に、1985年に設立されました。1994年、プラネタ家の最初のワイナリーとなるウルモ・ワイナリーをシチリア南西部メンフィに創設し、ここからプラネタ社の“シチリアを巡る旅”が始まりました。
ウルモワイナリーは元々ファーマーだったプラネタファミリーが1985年に初めてブドウを植樹した始まりの場所だ。
50ヘクタールの広大な土地にフラッグシップであるシャルドネをはじめ、フィアーノやグリッロ、ボルドー品種などがさまざまな向きで植っている。
ワイナリーの真隣には人工的に作られたラーゴ・アランツォという湖があり、乾燥したこの地に欠かせない灌漑の貯水地として一役買っている。

ワイナリーでは今年の8月に収穫し、発酵が終わって1か月のシャルドネをバレルテイスティングさせてもらったがその酸の高さにはとても驚かされた。
果実の丸みもさることながら、ビビッドな酸を基調とした味わいは今から長熟を予感させる。


ディスペンツアはウルモから30分ほど車を走らせたところにある。
プラネタが所有するワイナ リーの中で最も大きなワイナリーで、各ワイナリーでボトリングを終えたワインのラベリングや一部ワインの熟成、エトナのスパークリングワイン発酵などその役割は多岐にわたる。

またプラネタの生産量200万本中の半分を担うセグレタラインもディスペンツアで作られる。ワイナリーというよりも工場に近く機能性に優れた印象を受けたと同時に、プラネタの圧倒的な規模の大きさを感じた。

ワイナリーでの見学を終えた後はプラネタがホスピタリティに注力したラグジュアリーホテルの La Foresteriaでランチ。
ここではシチリアのシャッカ出身シェフであるアンジェ氏のモダンシチリア料理とプラネタのワインのペアリングを楽しむことができる。

よく晴れたシチリアの気持ち良い太陽とそよ風を浴びながらテラスでいただいた“プラネタ風魚介のミネストローネ” (Minestra di pesce)は、魚介の旨みと地中海ハーブの香りが溶け込んだ絶品スープで、合わせて飲んだコメータとのペアリングはこの旅で最も印象的なペアリングだった。

