Cultureカルチャー
2023年10月20日
フェッラーリ片手にラグジュアリーにF1®観戦!F1®日本グランプリ観戦レポート
皆さま、突然ですが、F1®はお好きですか?
以前は日本でも地上波放映もあり、80年代後半~90年代前半にかけて、空前のF1®ブーム!という時代がありました。アイルトン・セナが人気を牽引し、日本人ドライバーも活躍していましたが、現在は地上波放映は無く、情熱溢れるコアなファンはしっかり存在しつつも、日本ではメジャーなスポーツとは言えなくなってしまったF1®。
しかし、イタリアワインファンにとっては無視できない、非常にアツイ状況となっているのが2021年からのF1®なのです!
といいますのも、F1®といえば表彰台での“シャンパン・ファイト”が有名ですが、過去70年に渡り、F1®の表彰台はフランスのシャンパンが独占していました。モエ・シャンドンに始まり、メゾン・マム、そしてカーボンが、スポーツ界における最もアイコニックな瞬間における大切な役割を担ってきました。 しかし、2021年から、なんと史上初!フランス以外の生産者が、そして我らがイタリア産のスパークリングワインがこの名誉ある勝利の美酒として振舞われているのです

それが、イタリア最高峰のスパークリングワインの造り手として名高い「フェッラーリ社」です。
フェッラーリ社はイタリア北東部にあるトレンティーノ・アルト・アディジェ州のトレントにて、1902年にジュリオ・フェッラーリ氏によって創業。フェッラーリ社のワインは、イタリアンアルプスに囲まれたトレンティーノの山々によって育まれる高品質なシャルドネとピノ・ネロを使って、瓶内二次発酵(シャンパン製法)で造られるトレントDOC、“山のスパークリングワイン”です。創業以来、イタリア国内外の数多くの賞を受賞し、イタリア政府が国賓を迎える際には必ず振舞われる逸品で、それ以外にもファッション、アート、スポーツ、シネマなどイタリア国内外の様々な重要な場面に華を添えてきました。

本年も世界中のシャンパン及びスパークリングワインに関わる世界最高峰のコンペティション「シャンパン&スパークリングワイン・ワールド・チャンピオンシップ」にて、史上最多6度目の「世界最優秀生産者賞」に輝き、シャンパンと肩を並べる素晴らしいクオリティを誇っています。
また、史上初、フランスよりシャンパーニュの醸造家をフルタイムでChef de Cave(醸造責任者)として迎えたことも、ワイン業界ではちょっとした“事件”となりました。フェッラーリ社の、そしてトレンティーノのテロワールの卓越性を改めて世界に示すこととなりました。
さて、そんなフェッラーリ社のワインは、世界中のF1®の表彰台に上り、そしてF1®が提供する最上級のホスピタリティゾーン“Paddock Clubパドック・クラブ”では、全テーブルで振舞われ、各国のVIPたちがフェッラーリ片手にエキサイティングなレースを楽しんでいます。


さて、今日はそんなF1®のパドック・クラブのバーチャルツアーをお届けいたします。
F1®は席によって楽しみ方も観戦スタイルが様々ですが、“パドック・クラブ”は、中でも最も高額なチケットで(3日間で約70-80万円)、VIPゾーンとも呼べる特別な空間です。なかなか入れない特別なところですので、是非こちらの記事でバーチャル体験をお楽しみください!
2023年9月22日~24日の3日間に渡って、三重県の鈴鹿サーキットで開催された本年のF1®日本グランプリ。累計観客数は22万人を超え、NetflixのF1®の人気ドキュメンタリーシリーズや日本人ドライバー角田裕毅選手の人気も相まって、昨年を超える盛況っぷりでした。
パドック・クラブは3日間ともオープンしていますが、各日に体験できるアクティビティは多種多様で、全日行っても毎日ワクワクドキドキできる素晴らしいエンターテイメントが用意されています。
パドック・クラブは、各チームのピットガレージの真上に作られており、専用のパスを持っている人のみが入れる特別なゾーンです。サーキットの駐車場からも、専用の黒塗りの車がお出迎え。いきなりただならぬリッチな雰囲気に浸れます。


ゲートを超えるといきなり本物のトロフィーとフェッラーリの表彰台ボトルがあるフォトブースが!多くの方がまずはここで記念撮影をしていました。
建物内に入ると、DJブースや大型ビジョンの観戦スペース、ドライビングシミュレーター、バーカウンター、そして目の前で調理されるあまりにも魅力的なお料理のスタンドが連なっており、いきなりテンションが上がります!!!
パドック・クラブ内のスタッフの方は基本的に外国の方なので、日本にいることを忘れてしまうような非日常も味わうことができます。
更に奥に進むと、各チームや関係各社のお部屋が並んでいます。


さて、こちらがFERRARI TRENTOのお部屋。
全てのテーブルにフェッラーリがしっかり冷えた状態でセットされており、ゲストたちはまずフェッラーリで乾杯して、素晴らしいパドック・クラブ・エクスペリエンスをスタートさせています。ブランドの拠点となりました。
外のテラスに出てみると、自分たちの真下で各チームがマシンを調整しているところを見ることができます。そしてなんといってもエンジン音の迫力に圧倒されます!運が良ければ選手を見かけることもできます!



また、お部屋にはとっても目移りしてしまう美味しそうなお料理もたくさん用意されており、世界的に著名なケータリング会社のラジュグアリー&ハイクオリティなお料理をビュッフェスタイルで心行くまで楽しむことができます。そしてもちろん、教育の行き届いたスタッフの皆さんが笑顔でフェッラーリをいつでもどこでもなみなみとグラスに注いでくださいます。
パドック・クラブでは、ファンにはたまらない、そしてファンでなくても興奮せずにはいられない様々なアクティビティが用意されています。
F1®のレースは、日曜日の決勝を見たい方が多いかもしれませんが、侮ることなかれ、金曜日と土曜日のサーキットもとーっても楽しくて充実しています!
それでは、パドック・クラブで体験できる様々なアクティビティを見てみましょう!




左:ガレージツアー。今回は超特別にアルファ・ロメオのガレージに入れてもらうことができました!各チームの技術と戦略が集結している心臓部です。エンジニアの皆さんも真剣そのもの!
中:フォト・サファリ。実際のコーナーからほんの数メートルしか離れていない「激感エリア」で、実際のスピードとエンジン音を間近で体験。ドライバーの技術の高さをまざまざと感じました!
右:トラックツアー。実際のレーストラックを、元F1ドライバーや関係者による解説を聞きながら、オープンエアーのトラックに乗って走ります。テレビではわからない、実際のコースの高低差やコーナーの凸凹を見て、これらに耐えうるドライバーたちの超人的な肉体と精神力と判断力をまたしても感じて、愕然とするのでした。ジャン・アレジ氏がご対応くださいました!
パドックツアー。運が良ければ、選手に遭遇することも!ばったり出会ったフェッラーリ社CEOのマッテオ・ルネッリ社長(左)とマクラーレンのランド・ノリス選手(右)


このように、驚き&感動体験が次から次へと登場するパドック・クラブ、まるで自分もNetflixの世界に入り込んだように錯覚してしまいます!
しかし、先ほども申し上げましたが、F1®の楽しみ方は人それぞれ。パドック・クラブのようにラグジュアリーに楽しむこともできますし、芝生の上でピクニック感覚で楽しむこともできます。GPスクエアというファンゾーンでは、色々なフードスタンドが出ていますし、ドライバーのトークショー、各チームのグッズショップ、様々なF1にまつわるゲームコーナーやマシンの展示も大人気です。
そんなGPスクエアでもひと際目立っているのがF1®公式スパークリングワイン“フェッラーリ”のFERRARI BARです。
お土産として、鈴鹿サーキットのコースが描かれた限定ボトル「FERRARI F1®リミテッド・エディション“スズカ”」が大人気ですが、カップ販売もしていたので、勝者が味わう美酒を味わうため、多くのファンで賑わっていました。
また、その横に併設されているフォトブースも大人気!本物の表彰台ボトルと一緒に写真を撮る方たちで連日長蛇の列ができていました。

肝心のレースはといいますと、レッドブルのマックス・フェルスタッペン選手が2位に大差をつけて、昨年に引き続き優勝を決めました。表彰台で味わうのはやっぱりフェッラーリ!
さて、人間の叡智と技術が結集したF1®のレースに興味を持っていただけたでしょうか。
まだよくわからないという方に、是非見て頂きたいのがこちら!Netflixで世界的に大ヒットしているシリーズ Formula 1:栄光のグランプリです。各チームの人間模様や葛藤などF1®の舞台裏が見事にとらえられているドキュメンタリーシリーズで、現在までに第5シーズンが公開されており、現在世界的なF1®ブームの人気を後押ししています。


来年の日本グランプリは4月上旬の開催が決まっています。
4月に向けて、本年の残りのレースやNetflixを見ながら気分を高めて、是非鈴鹿サーキットに行ってみてはいかがでしょうか?
そしてもちろん、観戦のお供にフェッラーリもお忘れなく!

おまけ:10月中旬に行われたカタールGP後すぐに、フェッラーリ社のワイナリーを訪れたアルファタウリの角田裕毅選手。フェッラーリのマッテオ社長とはお友達なんだそうです!

※この記事は2023年10月に作成されました