Cultureカルチャー
2026年3月4日
【JET CUP】チャンピオンツアー Vol.3
第16回 チャンピオン 山田 琢馬氏
イタリア研修 3日目 Feudi di San Gregorio 訪問

イタリア研修 3日目 Feudi di San Gregorio 訪問
シチリアから次に向かったのはTaurasiを代表する生産者であるフェウディ・サングレゴリオ。
Feudi di San Gregorio(フェウディ・ディ・サン・グレゴリオ)
カンパーニア州イルピーニアにて、1986年創業。南イタリアにおいて、最新テクノロジーと研究を駆使した現代的なワインの醸造と古代からのブドウ造りの伝統を組み合わせ、カンパーニアの象徴的なワイン文化の復興を果たした生産者です。世界最高峰の剪定の技術をもち、一流生産者の畑のコンサルも務めるピエルパオロ・シルク氏を醸造栽培責任者に擁し、同エリアに点在する約900の畑から、ブドウが持つ個性を最大限に引き出し作られるワインは、タウラージに代表される高品質で重厚な赤ワイン、そして土着品種から生み出される美しい酸を備えた素晴らしい白ワインがあり、イタリア国内外から数々の賞を受賞しています。特殊な剪定方法である Simonit&Sirch メソッドのノウハウをもとにフェウディ社の畑のみならず、ピエルパオロ・シルク氏は、世界最高峰の生産者の畑にも携わっています。翌朝、Feudi di San Gregorioのアンドレアさんにホテルまで迎えに来てもらい、Feudi di San Gregorioに向かいます。
ワイナリーはカンパーニア州内陸にあるアッヴェリーノ県に位置しており、いわゆる南イタリアの海と太陽という雰囲気とは異なり、
山々に囲まれた標高の高さと変わりやすい天候によって形成される“山のテロワール”だ。

世界でも有数のBコープを取得しているフェウディのワイナリーは、ミニマリストがコンセプトとされ、
シンプルで洗練された空間が魅力で40年前に古い農家を改築して完成し、90年代から始まった地域発展プロジェクトが追い風となり潤沢な投資を受けることができたこともありワイナリーが発展した。

ワイナリーツアーではセメントで作られ自然空調が可能なバックビンテージ が保管される熟成庫や発酵を終えたワインが熟成されるセラー、周辺の畑を見学したが、特に印 象的だったのは赤ワインで有名なフェウディのスパークリングDUBLだ。2004年からイルピニアの土着品種にフォーカスしてスタートしたDUBL、リリース当初はファランギーナだったが、年によっての作柄が異なるため、リリースことに品種が異なる。
近年ではグレコに発泡のポテンシャルを見出したようで、近年ではグレコによるリリースが多い。
セラーでは無数に置かれたピュピトルにはめ込まれた2016VTを見学。ヴィンテージに関しては全て手作業でルミアージュを行うという。

ワイナリーの周りに広がるフィアーノの単一畑であるピエトラガルダ(暖かい石)は、石灰質とマール主体とする南向きの畑の綺麗な畑で、名の通りとても暖かく、ブドウの成熟に適しているという。標高の高さも相まって風もしっかりと吹き付けるため酸の保持が助けられる。

ワイナリー見学後は併設のリストランテでランチを。フェウディのワインだけでなくワイナリーに自生するハーブや野菜をふんだんに使ったモダン南イタリア料理がいただける。
特にフジッリを使ったカルボナーラは濃厚でいて食べ進めやすく、合わせたエレガントなタウラージとのペアリングは絶品だった。

総じて南イタリアにありタウラージを代表する生産者でありながら、伝統を重んじつつも時代に合わせたモダンなデザインやワインがとても印象に残った。

