Cultureカルチャー

2026年3月17日

MASI コスタセラ・コンテンポラリーアート 2023 エディション

~ 浅井康宏氏(日本)× アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ 2005 ~

プロジェクトについて

「コスタセラ・コンテンポラリーアート」は、世界的なアーティストと、マァジ社の象徴である最高級ワイン「アマローネ・コスタセラ」がコラボレーションするプロジェクトです。マァジと歴史的に縁のある国のアーティストが選ばれ、ワインをイメージした作品を制作します。

2023年のアーティスト:浅井 康宏氏(Yasuhiro Asai)

2023年度は、日本の伝統工芸である「漆芸(しつげい)」の若き巨匠、浅井康宏氏が選ばれました。

  • 作品名:『西香(さいこう)』 「西(ヨーロッパ)」の「香(かおり)」を意味します。イタリアのブドウとワインが放つ芳醇な香りを表現した香炉です。金粉や螺鈿(らでん:貝殻の内側を使った装飾)を駆使し、約2年の歳月をかけて制作されました。
  • デザインの背景: 浅井氏はアマローネを味わい、「その香りと味わいは非常にエレガントで、まさに芸術そのものだ」と感じたそうです。作品にあしらわれた青や紫に輝くブドウのモチーフは、螺鈿で細やかに表現されています。

この貴重な作品のデザインが、2005年ヴィンテージのアマローネの限定ラベルとして採用されました。

“コスタセラ・コンテンポラリー・アート” 2023 エディション アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコの詳細はこちら

作品

この作品は、日本の古来の漆芸技法を用いて作られた香炉です。「SAIKOU」というタイトルは、「西」(SAI=西ヨーロッパ)と「香」(KOU=香り)を組み合わせたもので、文化と香りという二つのインスピレーションの源泉となっています。実際、この貴重な作品は、漆の木の樹液を用いて光沢のある表面を持つ芸術作品を生み出す、数千年の歴史を持つ漆芸の文化と、香の文化と香りを融合させたものです。

作者のインスピレーションは、ワインの香りと味わいに表現された地域文化の象徴であるコスタセラ・アマローネから得ています。「丁寧に造られたコスタセラ・アマローネの味わいと香りは、非常に優雅で真に芸術的だと感じました。この考えから出発し、伝統的な技法と現代的なデザイン感覚を融合させ、約2年の歳月をかけてこの作品を制作しました」と作者は説明しています。作品を飾るブドウのモチーフは、青と紫の色合いを持つ真珠貝で作られています。

作者: 浅井 康弘

1983年6月9日生まれの浅井康弘は、吉備高原高等学校在学中に漆と蒔絵に興味を持つようになった。2004年、高岡国立高等専門学校工業デザイン学科漆芸コースを修了し卒業。2005年、室瀬和美に師事した。浅井は2007年、独立アーティストとして自身の蒔絵工房を開設。2017年6月より京都在住。

受賞歴:

2002年 日本漆協会 奨学金

2004年 高岡国立高等専門学校 横山賞

2012年 第59回日本伝統工芸展 若手芸術家賞

2015年 第32回日本伝統漆工芸展 文化庁特別賞

2017年 第57回東日本伝統工芸展 奨学金

2018年 エネルギー文化スポーツ振興財団 エネルギー賞(芸術部門)

2021年 第50回近畿日本伝統工芸展 京都新聞賞

2024年 第53回 日本伝統工芸近畿展 「日本伝統工芸近畿賞」

2025年 鳥取県文化奨励賞

所蔵コレクション:

– ジョン・C・ウェーバー・コレクション

– L.U.CEUMコレクション(ショパール、スイス、フルリエ)

-FONDAZIONE MASI

パブリックコレクション:
大英博物館

主なプロジェクト / その他:
-MASI社 「コスタセラ・コンテンポラリー・アート CCA」プロジェクト 2023
-ブルガリ 「ルチェア ノッテ デ ルーチェ」 2025