Cultureカルチャー
2026年3月16日
MASI コスタセラ・コンテンポラリーアート 2017 エディション
~ スーザン・A・ポイント(カナダ)× アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ 2000 ~

プロジェクトについて
「コスタセラ・コンテンポラリーアート」は、マァジ社と歴史的に深い繋がりのある国から世界的なアーティストを招き、象徴的なワイン「アマローネ・コスタセラ」に捧げるアートを制作してもらうプロジェクトです。
2017年のアーティスト:スーザン・A・ポイント(カナダ)
2017年度のアーティストには、スーザン・A・ポイント(Susan A. Point)氏が選ばれました。彼女は「コースト・サリッシュ・アート」の最も重要な旗手です。この芸術運動は、1万年以上前からカナダ西海岸に暮らしてきた先住民族「コースト・サリッシュ」の歴史、伝統、そして象徴的なシンボルからインスピレーションを得ています。
スーザン・A・ポイント氏は、植民地化の過程で忘れ去られていた先住民の芸術表現を復活させた、この運動の創始者でもあります。彼女の力強い作品を再現したラベルが、特別に選ばれた「コスタセラ 2000年ヴィンテージ」のボトルを格調高く飾ります。
“コスタセラ・コンテンポラリー・アート” 2017 エディション アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコの詳細はこちら
作品
作品『トラディショナル・レガシー(伝統の継承)』には、コースト・サリッシュの人々が古来より受け継いできた自然への想いが込められています。作品の舞台となっているのは、フレーザー川やサリッシュ海といった彼らの故郷の景色です。そこには鮭(サケ)やタコ、シャチ、そしてカワセミといった生き物たちが、具象的な表現から抽象的なシンボルまで、さまざまな手法で生き生きと描かれています。
【作品に込められた象徴】 作品の中で繰り返し使われている「円(サークル)」のモチーフは、コースト・サリッシュの文化において「生命のサイクル」を象徴する極めて重要なシンボルです。この円は、空に輝く太陽や月、命を繋ぐ鮭の卵を表すと同時に、ワインの原料であるブドウの粒をも連想させます。
この「円」が持つ不思議な縁に導かれるように、アーティストは自身の人生の旅路の一環として、アマローネの故郷であるヴァルポリチェッラの地を訪れました。そこで彼女は、その土地が育むワインという産物を深く知り、自らの芸術とワイン造りの精神を完璧に結びつけたのです。







アーティスト紹介:スーザン・A・ポイント(Susan A. Point)
スーザン・ポイント氏は、カナダの先住民族であるコースト・サリッシュの一派、マスキアム族の末裔です。母エドナ、そして祖母メアリーへと代々受け継がれてきた文化的な信念や祖先の伝統を、彼女は深く継承しています。
【芸術的功績】 彼女の独特なスタイルは、「コースト・サリッシュ・アート」という芸術運動そのものの原動力となりました。祖先から伝わる物語をテーマに据えながらも、現代的な技法や素材を自由に取り入れる彼女の創造性は、次世代を担う多くのアーティストたちに大きな影響を与え続けています。
【主な受賞歴と名誉】 その活動はカナダという国においても高く評価されており、数々の名誉を授かっています。
- カナダ勲章(Officer of the Order of Canada): 国家への多大な貢献が認められた人物に贈られる勲章です。
- エリザベス2世ダイヤモンド・ジュビリー・メダル: カナダへの多大な貢献を称えて授与されました。
- ブリティッシュ・コロンビア州で「最も影響力のある女性100人」に選出。
- 2012年「バンクーバーで影響力のある女性」の一人に選出。