イタリア風オムレツ

イタリア風オムレツ

オムレツにまつわることわざが多数存在
暮らしに関わる奥深い料理でもあるのです

「フリッタータ(frittata)」とは古くからイタリアでつくられているイタリア風オムレツ(両面を焼いた丸くて平たいオムレツ)のことで、これにまつわるたくさんのことわざが存在しています。たとえば「ファレ・ウナ・フリッタータ(Fare una frittata)=オムレツをつくる」とは、卵が割れてしまったためオムレツをつくらざるを得なくなったという意味で、失敗や災難の比喩として使われます。

「リジラーレ・ラ・フリッタータ(rigirre la frittata)=オムレツを裏返す」とは、意見を正反対に変えるという意味で、「オルマイ・ラ・フリッタータ・エ・ファッタ(Ormai la frittata e fatta) =オムレツができ上がりました」は、絶望的状態の時に使う表現です。

実は、フランスにも「オン・ヌ・フェ・パ・ドムレットゥ・サン・カッセ・ルッフ(On ne fait pas d’omelette sans casser d’oeufs)=卵を割らずにオムレツはつくれない」ということわざがあります。これは、「苦しみや犠牲なしには結果にたどり着くことはできない」という意味です。

イタリア風オムレツは、厚さ約1cmに焼き上げるのがポイント! メインディッシュとして出す場合は温かいもの、アンティパスト(オードブル)として出す場合は冷たいもの、というのが一般的です。

このイタリア風オムレツには、野菜だけでなく、タイム、オレガノ、シブレットなどのハーブだけを用いたものもあれば、チーズ、魚介類、魚卵などを合わせる場合もあり、無限ともいえるほど多くの種類があります。ここで紹介するたまねぎ入りオムレツは、北イタリアではバターで、南イタリアではオリーブオイルで焼くといった違いはあるにせよ、イタリア全土でつくられているとてもポピュラーな料理です。パーティやお祝い事にも欠かせない料理でもあり、ピクニックへも必ず持っていきます。

ワンポイントアドバイス

卵を泡立てすぎると、オムレツは膨らみません。また卵をフライパンに注ぐ直前に、もう一度混ぜることを忘れずに。卵は中火で焼き、フライパンにくっつかないように、片手でフライパンを揺り動かしながら、もう片方の手にへらを持って、まだ生の状態の卵を外側の縁部から下に流し込ませます。3〜4分後、下側が十分きつね色になっているかどうか確認します。フライパンよりやや大きめの皿か平らなふたを利用してオムレツを裏返します。火を少し強め、フライパンがテフロン加工でない場合はオリーブオイルかバターを少し加えてから、反対側を焼きます。

材料(4人分)

  • たまねぎ …500g
  • 塩・こしょう …適宜
  • オレガノ …小さじ1
  • オリーブオイル …大さじ2
  • …6個
  • おろしたパルメザンチーズ …大さじ2
  • バターまたはオリーブオイル …20g

作り方

  • たまねぎは薄切りにし、塩・こしょう、オレガノを加えてよく混ぜます。
  • フライパンにオリーブオイルを熱し、①を弱火で10分炒めます。炒め終わったら、生温かい程度になるまで冷まします。
  • ボウルに卵を入れて軽く攪拌し、②とパルメザンチーズを加えます。
  • フライパンにバターまたはオリーブオイルを熱し③を加えて焼き、きつね色になったら裏返しにして、さらに2分焼きます。

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