Wine&Liquorブドウ品種辞典

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Barberaバルベーラ

主な栽培地域

ピエモンテ州、ロンバルディア州、エミーリア・ロマーニャ州

特徴

イタリアで最も多く栽培されている品種トップ10に入るバルベーラ。イタリアのほぼすべての地域で栽培されています。

 

バルベーラの名前の由来にはいくつかの説がありますがが、最も有力な説は、その黒く濃い色からバルバロ(barbaro/野蛮人)という言葉に由来するというものです。

 

この品種に関する資料はほとんどなく、科学的な研究でも、バルベーラと他のピエモンテ品種との関係は証明されていません。

 

広く栽培されていることから、バルベーラについては多くのクローン研究が行われています。注目すべきは、アレッサンドリア県のBA-AL-128、BA-AL-132に比較すると総合的に低い酸度を誇るAT84、CVT-ALL 115、CVT AT 171です。

代表的格付

主にピエモンテ州で栽培されていますが、ロンバルディア州、エミリア・ロマーニャ州、サルデーニャ州でも大規模に栽培されています。

 

ピエモンテでも、特にアルバ、アスティ、アレッサンドリア周辺のバルベーラが最も代表的で表現力が豊かだと言われています。

 

ピエモンテ州: バルベーラ ダスティDOCG、ニッツァDOCG、バルベーラ・デル・モンフェッラート・スーペリオーレDOCG、バルベーラ・ダルバDOC、バルベーラ・デル・モンフェッラートDOC

ロンバルディア州:オルトレポ・パヴェーゼDOC

エミリア・ロマーニャ州:グッテュルニオDOC

色・香り・味わい

ワインのスタイルは様々です。軽やかで適度なボディのものから、オーク樽で長期熟成され、チョコレートやバニラの香りと豊かなタンニンを持つものものまで存在します。

 

いずれにしても、この品種の特徴は、深く濃いルビー色、おだやかなタンニン、赤や黒のチェリーや果実味、ほのかな下草の香りです。

 

そして何よりも、豊富な酸が「食事を呼ぶワイン」と言われるバルベーラの真骨頂です。

スタイル

主に辛口のスティル赤ワインが生産されます。

 

現在は単一品種での醸造が主流ですが、他の土着品種や国際品種ブドウとブレンドされたワインも存在します。

 

樽熟成されることで、よりふくよかな味わいと豊かなタンニンを持つワインに仕上がります。

 

主な日欧商事取り扱いアイテム

●バルベーラ・ダルバ

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