主な栽培地域

カンパーニア州

特徴

大きなブドウの房は、キツネの尻尾（コーダ・ディ・ヴォルペ）のように長くカールした形をしていることから、この名がつけられました。「ビアンカ」は、絶滅した可能性のある別の品種コーダ・ディ・ヴォルペとこの品種を区別するためにつけられています。

カプレットーネやパッラグレッロ・ビアンコと間違われることが多く、またその逆もよくあります。

コーダ・ディ・ヴォルペ・ビアンカは公式にはヴェスヴィオDOCの主要品種ですが、ヴェスヴィオのワインにはカプレットーネの方がよく使われているのが現状です。

代表的格付

カンパーニア州：サンニオDOC、ヴェスヴィオDOC、イルピーニアDOC、地域全体の多数のIGT

カンパーニャ州のフィアーノ・ディ・アヴェッリーノDOCGとグレーコ・ディ・トゥーフォDOCGにも、少量の使用が許可されています。

色・香り・味わい

繊細な酸を持つ品種です。火山性の土壌で栽培されたものは、鉄を思わせるミネラル感を持ち、その他の土壌のものは、トロピカルフルーツのようなアロマを持ちます。いずれも豊かな味わいのワインになります。

スタイル

主に辛口、スティルの白ワインが生産されます。ヴェスヴィオDOCではスパークリングや甘口も造られることがあります。まれに単一品種ワインとなることもありますが、ほとんどがブレンド用として使用されます。

主な日欧商事取り扱いアイテム

●ラクリマ・クリスティ・ビアンコ