Wine&Liquorブドウ品種辞典
Fianoフィアーノ
主な栽培地域
カンパーニア州
特徴
フィアーノはイタリアが誇る最高の白ブドウのひとつです。一時期はほぼ忘れ去られた品種でしたが、1945年、マストロベラルディーノ社が初めて単一品種ワインを生産したことで、人々はその素晴らしさを再確認しました。
フィアーノはラティーノとも呼ばれています。フィアーノという名前は、ラピオという町の名称に由来すると言われています。アッピアとして知られていましたが、アッピアーノとなり、それがラピオに発展しました。
プーリア州でフィアーノ・ミーヌ・トロと呼ばれているブドウは、遺伝子上のつながりのない異なる品種です。
代表的格付
カンパーニア州:フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ DOCG、サンニオ・フィアーノDOC、 チレント・フィアーノDOC
フィアーノはカンパーニア州を故郷としていますが、プーリア州、バジリカータ州、シチリア州でも栽培されています。
色・香り・味わい
淡い麦わら色で、若いワインはやや緑がかっています。白い花、洋ナシ、青リンゴ、ヘーゼルナッツなどの香り。すっきりとしたミネラル感に富むものから、リッチでフルボディのワインまで、様々な表現が可能です。
長期熟成が可能で、時間の経過とともに蜜蝋やアカシアのはちみつのニュアンスが加わり、よりクリーミーでオイリーな口当たりになります。
スタイル
主に辛口スティルの白ワインが生産されます。遅摘み、陰干しさせた甘口ワインもあり、さらに凝縮されたアロマが魅力的です。
主な日欧商事取り扱いアイテム