主な栽培地域

ヴェネト州

特徴

世界的に流行のスパークリングワイン、プロセッコが生産されるブドウです。コッリ・エウガネイではセルプリナと呼ばれています。

グレーラとは、プロセッコというブドウ品種名に代わって復活した古い名前です。グレーラは長い間、プロセッコいう名称でとして知られていましたが、今ではプロセッコは出来上がったワインを指すための言葉となりました。

以前はプロセッコ・ノストラーノと呼ばれていた品種が、DNA分析によりマルヴァジア・ビアンカ・ルンガであることが明らかになりました。グレーラとマルヴァジア・ビアンカ・ルンガはヴィトヴスカ品種の親にあたります。

何百年もの間、多くのグレーラ系（あるいはプロセッコ系）の品種やバイオタイプが記録されてきました。畑の選定が繰り返された結果、現在栽培されているのは、遠い遺伝子関係がある2つの品種です。バルビとコスモという2つの主要なバイオタイプを持つグレーラ・トンド（または単にグレーラ）と、グレーラ・ルンゴです。

代表的格付

ヴェネト州：プロセッコDOC（特にトレヴィーゾ周辺）、コネリアーノ・ヴァルドッビアーデネ・プロセッコDOCG、アゾロ・プロセッコDOCG、コッリ・エウガネイDOC

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州：プロセッコ DOC

色・香り・味わい

軽やかな香りで、小さな黄色い花、青リンゴ、白桃のアロマとフレーバーが特徴です。

スタイル

スティルやフリッツァンテの白ワインも造られますが、ほとんどがスパークリングワインとなります。やや辛口のエクストラ・ドライが一般的ですが、より甘口のものや、より辛口のブリュットも造られます。