Wine&Liquorブドウ品種辞典

jetcup champions 1998

Negro Amaroネグロ・アマーロ

主な栽培地域

プーリア州

特徴

名前の由来は、「アマ―ロ」はギリシャ語で「黒」を意味する「mavros」に由来しており、この品種の非常に濃い、黒に近い色合いを指しています。この品種の苦味やタンニンが名前の由来という説もありますが、イタリアでは前者の説がより有力なようです。

 

ネグロ・アマーロ・プレコーチェ(別名 ネグロ・アマロ・カンネッリーノ)は、遺伝的にはネグロ・アマーロと同じで、おそらくバイオタイプだとされていますが、国家登録簿には個別に登録されています。

 

時にラクリマと呼称されることがありますが、これは全く別のブドウ品種の名前です。

 

ネグロ・アマーロが最も多く栽培されているプーリア州には古代よりギリシャ人が住んでいましたが、ネグロ・アマーロはギリシャのブドウ品種とは遺伝子上のつながりはないとされています。

代表的格付

プーリア州:サリチェ・サレンティーノDOC、スクインツァーノDOC、コペルティーノDOC、レヴェラーノDOC、リッツァーノDOC

 

バジリカータ州やカンパーニア州でも少量栽培されています。

色・香り・味わい

名前がほとんど黒という意味で構成されている品種です。青黒い色調、ブラックベリーやブラックプラム、ブラック・リコリスなどの黒系果実の香りが特徴です。

スタイル

サリチェ・サレンティーノDOCでは、白、赤、ロゼ、スティル、スパークリング、辛口、甘口、酒精強化など、様々なスタイルが認められています。そのなかでも、辛口スティルの赤、ロゼワインが最も一般的です。

 

軽快で爽やかなものから、濃い色合いの、しっかりとした味わいのワインまで、表現は様々です。伝統的には、アプリアン・マルヴァジア・ネーラとブレンドされていました。

 

主な日欧商事取り扱いアイテム

●サリチェ・サレンティーノ・リゼルヴァ

●パッシモ

●ロッソ・サレント

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