Wine&Liquorブドウ品種辞典
Pignoloピニョーロ
主な栽培地域
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州
特徴
イタリアのブドウ品種の中で最もタンニンの豊かな品種のひとつ。ピニョーロの名前は、小さくまとまった房が小さな松ぼっくり(イタリア語でピニョーロ)のようであることに由来しています。
代表的格付
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州:フリウリ・コッリ・オリエンターリ・ピニョーロDOC
とくにアルバーナ、プレマリアッコ、プレポット、ロサッツォの町の周辺に集中して栽培されています。
色・香り・味わい
若いうちは豊かなタンニンが味わいのメインの要素になります。ブラックベリーやブルーベリー、ハーブやミネラルのニュアンスを表現するためには、少なくとも5年間ほどの瓶内熟成が必要です。
スタイル
スティル辛口の赤ワインが生産されます。フレッシュなブドウをそのまま醸造するもののほかに、タンニンをやわらかくし、ふくよかさを与えるため、収穫したブドウの一部を陰干しさせるものもあり、同じピニョーロでもスタイルの違うワインが存在します。