Wine&Liquorブドウ品種辞典

jetcup champions 1998

Raboso Piaveラボーゾ・ピアーヴェ

主な栽培地域

ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州

特徴

イタリアで最も古い品種のひとつ。過去20年間で最も改良されたブドウとされています。

 

豊富な酸とタンニン、深い色合いを持ち、ブレンドに理想的な品種として高い評価を得ました。

 

ラボーゾ・ピアーヴェの名前は、生産地域を流れるピアーヴェ川に由来していると言われています。タンニンと酸が豊富なことから、「怒り」を意味するラッビオゾ(rabbioso)に由来するという説もあります。

 

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州原産と考えられているため、フリウラロとも呼ばれています。ラボーゾ・ヴェロネーゼの別名であるラボーゾ・フリウラーロとは別品種です。

代表的格付

ヴェネト州:バニョーリ・フリウラーロ/フリウラーロ・ディ・バニョーリDOCG、ピアーヴェDOC、バニョーリ・ディ・ソプラDOC、コッリ・トレヴィジャーニIGP

 

ほか:トレヴェネツィエIGP

色・香り・味わい

特に優れたワインは、ストロベリー、ブラックチェリー、スミレ、タバコ、黒コショウの濃厚な香りを放ちます。ラボーゾ・ピアーヴェの酸は、ワインに爽やかな印象を与えます。

 

豊富な酸をワインになじませるため、木樽で長期熟成させるなどの工夫が施されます。

スタイル

辛口、スティルの赤ワインが多く造られます。

 

陰干しした場合、より滑らかで、ヴェルヴェットのように濃厚なワインになります(軽いスタイルのアマローネのようだと例えられます)。遅摘みのブドウのみを使ったものは、より洗練された味わいのワインになります。

 

タンニンが豊富なので、甘口よりは辛口のワインに適しているとされています。

 

主な日欧商事取り扱いアイテム

●モデッロ・ロッソ・トレヴェネツィエ

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