Wine&Liquorブドウ品種辞典

jetcup champions 1998

Schioppettinoスキオッペッティーノ

主な栽培地域

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州

特徴

スキオッペッティーノは、1970年代に事実上絶滅しましたが、ロンキ・ディ・チャッラ社のオーナーであるラプッツィ家が中心となって復活させました。スキオッペッティーノのDOC認定に尽力したのもラプッツィ家でした。

 

スコッピエッターレという言葉には「爆発する」という意味があります。このブドウの名前は、その昔、ワインがボトルの中で再発酵して時に爆発するかのように噴き出してしまう傾向があったこと、または爆発するかのように美味しいその味わいを意味しているのかもしれません。

 

別名はリボッラ・ネーラ。スロヴェニア語では、ポカルザ(Pokalça)と呼ばれています。

代表的格付

フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州:主にフリウリ・コッリ・オリエンターリDOC、特にチャッラとプレポットのサブゾーンに存在します

色・香り・味わい

ミディアムボディで酸が豊か。ブラックカラント、ブラックチェリー、特徴的なグリーンペッパーのアロマとフレーバーが感じられます。熟成すると、下草やタールの香りが出てくることもあります。

スタイル

基本的には辛口スティルの赤ワインが造られます。ミディアムボディのものから、陰干しブドウを使った高アルコールワインまで、造り手によって表現のスタイルは異なります。

 

陰干しは、ブドウが最適な熟度に達していない場合、過度な植物的アロマを避けるために採用されます。

 

プレポットとアルバーナ は、日中は暖かく夜は寒い地域で、チャッラのワインよりも香り高く、ややふくよでリッチなワインとなります。チャッラのような冷涼な気候では、酸が豊富でバランスのとれたミディアムボディのワインが造られます。

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