Wine&Liquorブドウ品種辞典
Timorassoティモラッソ
主な栽培地域
ピエモンテ州
特徴
かつてはコルテーゼと並んでピエモンテで最もよく栽培されていた白ブドウでしたが、栽培の難易度が高く、一度は表舞台から姿を消していました。
80年代にティモラッソを復活させ、人気の品種にまで引き上げたのが「ティモラッソの父」ヴァルテル・マッサ氏です。現在では30以上の生産者がティモラッソを栽培しています。
イタリアの希望ある新進気鋭の白ブドウのひとつとして評価されていますが、栽培、醸造ともに造り手の高い技術が必要な品種です。
代表的格付
ピエモンテ州:コッリ・トルトネージDOC
ロンバルディア州でも少量生産されています。
色・香り・味わい
ティモラッソは、豊かで長く続くハーブとミネラルのニュアンス、高い酸が特徴です。ボディはミディアム~フルボディで、アルコール度数は高めになる傾向があります。
若いヴィンテージでは、白い花、繊細な桃やアプリコット、レモンのニュアンスが感じられます。時間の経過とともにペトロ―ルの香りを帯び、ドイツの高品質な辛口リースリングを彷彿とさせるワインとなります。
適確に醸造されたティモラッソは、長期熟成に適しています。