Cultureカルチャー
2025年1月6日
【JET CUP】チャンピオンツアー Vol.9
第14回 チャンピオン 林 憲二氏
La Gerla編

イタリア研修5日目 La Gerla訪問
La Gerlaへ
La Gerla(ラ・ジェルラ)
”ラ・ジェルラ“のエステートは、モンタルチーノ北部のカナリッキオ・エリアにあるポデーレ・コロンバイオにあります。ワイナリーは、1976年にセルジオ・ロッシにより創設されました。広告業界での長いキャリアの後、彼の本当の情熱であった、モンタルチーノでのワイン造りへとキャリアチェンジを成し遂げました。セルジオ・ロッシは、1980年にブルネッロがDOCGを取得した時に、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会に所属する24の生産者のうちの一人でエステートは、モンタルチーノの北と南に15ヘクタールの畑を有します。
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到着し、本日泊まらせていただけるゲストハウスに。
Serego Arighieri, Badia a Coltibuonoに続き、La Gerlaも最高のゲストハウスでした。 モダンでシックな部屋。
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共有スペースやキッチンも。
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そして、窓を出ると庭からの素晴らしい景色が。
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モンタルチーノのチェントロはあの丘の上です。
そこまで、すぐのところに、このゲストハウス、カンティーナがあります。
そして、見晴らしも綺麗です。
本日は、当主アルベルトさんとチェナを頂くことになっていました。
チェナ
アルベルトさんのレンジ・ローバーで、山頂近くにある、モンタルチーノの街に。 貧しい街だったのに、ワインの人気とともに豊かになった街。
アルベルトさん行きつけの店の一つに。 まずは、Jet Cup優勝のお祝いということでフランチャコルタで乾杯して頂きました。
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まずは、Jet Cup優勝のお祝いということでフランチャコルタで乾杯して頂きました。
アルベルトさんはとても素敵な雰囲気を持っていて、フランチャコルタでゆったりとまずお話しさせて頂きました。
我々日本人の急いだ感じがなく、素敵だなーと。その後、La Gerlaの素晴らしいワインを沢山頂きました。
Rosso di Montalcino 2021、Birba 2019、Brunello di Montalcino Le Chieve 2018、Birba 2001 上級のLe Chieveの複雑で長い余韻。
Birbaの2019、2001の飲み比べも貴重でした。素晴らしい経験をさせていただきました。
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料理はアルベルトさんにおすすめを聞きました。 アンティパストはクロスティーニ。
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プリモは、Pinci al ragu di ‘Cinta Senesi’ 豚のラグーのパスタ(ピンチというパスタ)
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セコンドは、Coscio di faraona cotta a bassa temperatura aromatizzato all’arancia e cannella ホロホロ鳥の低温調理。
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ゆったりと楽しく、美味しい、心地よい時間を過ごさせていただきました。
部屋に戻り、素晴らしいゲストハウスでぐっすりと。毎度ですが、素晴らしいゲストハウスですが、バタンキューです。
コラツィオーネ 朝起きて、庭に出てみると最高でした!
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そして、朝食の時間に集合場所に行くと、アルベルトさんはおらず、マルチェッラさんがいらっしゃり、アルベルトさんは後ほど合流とのこと。
マルチェッラさんと3人で朝食に。 車で近くのバールまで連れて行って頂きました。
イタリアのバール、リストランテでは、テラス席が人気なのに、店内を取っていてくれたとのこと。
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意外だなーと思っていたのですが、席に行ってみると『おぉぉぉ!』と。 凄い眺望の席でした!
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朝食を選びに。
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ピスタチオのクロワッサンとカプチーノを。
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店内のワインもさすがモンタルチーノですね。La Gerlaも右中段に。
風で、クロワッサンの皮が飛びまくりましたが、心地よい時を過ごさせて頂きました。
絶景の朝食と、最高のスタートでした。朝食を終えて、車に行くと、アルベルトさんがレンジ・ローバーで迎えに来てくれていました。登場もかっこよいんですよね。
ブドウ畑へ
アルベルトさんの車にて、まずは南のカステルヌオーヴォ・デッラ・バーテにある畑へ。
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仕立てはコルドーネ・スペロナートでした。 樹齢の高い木はこの仕立てです。
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ここ1、2ヶ月の雨の多さが、生産者には難しさがあるらしいのですが、ジェルラは北の畑は難しいが、南の畑は良いとのこと。
ジェルラの強みは、良い土地を持っていることと、北と南の両方に畑を持っていることです。
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海の生物の化石が岩の断面に。昔海だった場所。
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南のエリアの畑見学の後は、北の畑に向かってくださるとのこと。
北のエリアの畑に向かう前に木と木の間をレンジ・ローバーで!
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これまた最高の経験でした。
Instagramの動画も見ごたえあります。@acca884 をよろしければ。
北のビンヤードに行く前に近くにあるサンタンジェロ修道院に。
リヴィオ・フェッルーガのアバツィア・ディ・ロサッツォと同様ローマ式のシックなタイプの造りでした。
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そして、忘れちゃいけないのが、ジェルラの名前の由来となった、ブドウを運ぶカゴ。 この修道院の壁に描かれています。
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巨大オリーブの木を横目に、北の畑へと向かいます。
カンティーナの近くの北のエリアの畑に。 目の前の畑は新しい木に植え替えたため、まだ時間がかかるとのこと。
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カンティーナへ。
北の畑見学のあとは、カンティーナへ。カンティーナはゲストハウスの真下なのです。
ワインを造っている真上にゲストハウス。とても特別なゲストハウスなのです。カンティーナの扉を開けると、スラヴォニア産の大樽
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そして、ラ・ジェルラの名前の由来にもなった、ブドウを運ぶカゴも。 ある程度の重さありました。
アルベルトさんが担いでくれました。絵になりますね。
そして、バックビンテージも沢山ありました。 『Kenji, 何年生まれだ?』と聞かれたので、1977年と伝えたところ、頑張って探してくれました。
ただ、見つかりませんでした。76や78は結構あったのですが、残念。
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そして、ワインのストックや、ステンレススティールタンクを見せて頂きました。
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テイスティング
カンティーナを見させていただき、その後テイスティングをしましょうとのこと。
カンティーナ内に、特別セットを組んでくれていました!かっこよすぎですね。
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Riserva gli AngeliやLa Pieveを含む、凄まじいラインナップ。
全てが素晴らしいかったです。
実は、アルベルトさんに、後のプランツォの時に聞いたのですが、一番カジュアルラインのPoggio gli Angeliの出来に驚いていたとのことです。
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La Pieve 2019のステンレス・スティールからのテイスティングもさせていただきました。
素晴らしいテイスティングを終えて、プランツォへと向かいます。
プランツォ
アルベルトさん行きつけの店に。 OSTERIA DI PORTA AL CASSERO テラスの素敵な席を取っておいてくれました。
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トマトやパンのサラダ PANZANELLA
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パンクズのピンチ(パスタ) PINCI CO’ LE BRICIOLE
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うさぎのロースト CONIGLIO IN ARROSTO MORTO
とても美味しいランチでした。 北、中部と肉が多かったので、PANZANELLAは特に嬉しかったです。
これで、北部、中部イタリアのワイナリー訪問は終了し、ここからは南部、島に行きます。
アルベルトさんに、グロッセートまで、車で連れていってもらいました。 オンブローネ川を通ったりしながら。
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グロッセートの交通でもアルベルトさんにお世話になりました。
そもそも、当日は土曜日。
休日にあまり働かないと聞いていたイタリアでしたが、お世話になってしまいました。
ただ、このおかげで、私の研修は行ける箇所が増えて、とても充実したものになりました。
前日チェナからの完璧なアテンドにとても感謝です。最高でした。
その後、グロッセートから電車でローマに向かいました。
7年ぶりのローマ。 ちょこっとローマ見学、その後、ローマに泊まって、明日は朝空港に行き、いざサルデーニャ島へ向かいます。
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