Cultureカルチャー
2026年3月4日
【JET CUP】チャンピオンツアー Vol.2
第16回 チャンピオン 山田 琢馬氏
イタリア研修 2日目 Sciaranuova・Feudo di Mezzo 訪問

イタリア研修 2日目 Sciaranuova・Feudo di Mezzo 訪問
2日目、訪れたのはイタリア屈指の注目産地エトナにある、シャラヌオーヴァとフェウド・ディ・メッツォ2つのワイナリーだ。

フェウド・ディ・メッツォ到着時、ちょうど白ブドウのプレスに居合わせた。
丁寧な選果からオートマティックに破砕機に運ばれ、漂うブドウのフレッシュな香りに、念願の産地エトナを訪問している!
という気持ちで胸が高嗚った。

ワイナリー見学後はエトナを管轄しているワインメーカー、パトリシアさんの案内のもとワイナリー付近にある秘密の畑 “Vignetta” を案内してもらった。

ゴロゴロと火山岩が転がる道なき道を抜けた離れにある、もともと耕作放棄地だった0.5haの小さな畑だが、ここには樹齢100年を超えるフィロキセラの時代を生き抜いたブドウが今も植っている。
ネレッロマスカレーゼだけでなく、グルナッシュなども混植されているのが非常に興味深かった。
日光を360度浴び、標高の高さからくる風の強さを凌ぐことができるアルベレッロ仕立てで自立するブドウ樹は生命力で溢れ、神聖で厳かな雰囲気を強く感じる。

この畑のワインは混植混醸させて単一畑としてリリースしているが、残念ながら極少量生産であるため日本未輸入、
シャラヌオーヴァワイナリーにて2016年~2018年のヴァーテイカルセットを購入できるので 買ってくるべきだったと帰ってから後海している…。

シャラヌオーヴァワイナリーはゲストをおもてなしすることに特化されたワイナリーで、この日も海外から団体を迎える準備がされていた。
ここではリースリングの収穫とエトナラインのテイティングを体験、限られた時間での収穫体験だったが、実際のブドウは種まで香ばしく熟され糖度と酸度のバランスを感じ取ることができた。
テイスティングではシチリアの多様性を感じた、エトナだけでもバライティに富んだワインの数々に驚かされたが特に印象的だったのはリースリングだった。
・リースリング
エトナでリースリング?と味わいの検討もつかなかったが、テイスティングしてみてとても驚かされた。フレッシュなマンダリンに澱からくるイースティーなタッチ。他産地と比較してもTONを あまり感じないのがとても印象的で、酸のメリハリと余韻にかけて感じる硬質なミネラルによって焦点が定まった味わいは、まさにエトナワインに共適して感じるテイストそのままだった。
まさにテロワールワイン。
