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ウンブリア ウンブリア

ウンブリア州

イタリア半島の中央部に位置するウンブリア州は、東はマルケ州、北西はトスカーナ州、南はラツィオ州と接しています。海には接していませんが、湖や川が多く水源に恵まれており、州土の70%を占める緑の丘陵地帯は美しく、イタリアの「緑の心臓」と呼ばれ称賛されています。
ウンブリアはエトルリアの時代から栄えており、特にペルージャは重要な都市で、古代ローマ時代も繁栄が続きました。古代ローマ滅亡後は、東ゴートとビザンティンが支配を争い、その後はローマ教皇庁領となり、1860年にイタリア王国に統合されました。
際立った産業はありませんが、工業、手工業、農業、観光などが中心で、農業では穀物、タバコ、オリーブ、ブドウが重要です。
州の東側をアペニン山脈が南北に走り、州の中央をテヴェレ川が流れて、大小多くの川が流れていて水が豊かです。地域により亜地中海性気候、亜大陸性気候があり、夏は乾燥して暑くなりますが、川や湖の影響で適度の風が吹き暑さを和らげます。冬はかなり寒くなる土地柄です。
丘陵地帯は石灰質土壌が多く、ブドウ栽培に適しており、オルヴィエート周辺では火山性土壌も存在します。
ウンブリアの最も有名なワインは南部でラツィオ州にまたがって造られる白ワイン、オルヴィエートで、中世から甘口ワインとして讃えられ、教皇庁御用達でもありましが、戦後は親しみやすい辛口ワインとして商業的に成功を収めています。
北のペルージャ周辺ではモンテファルコのサグランティーノが有名で、これも以前は甘口赤ワインでしたが1980年代からパワフルな赤ワインとして生まれ変わり、一大ブームを巻き起こしました。
オルヴィエート、モンテファルコほどの知名度は無くても、良質なデイリーワインが各地で多く生産されていますが、ウンブリアの石灰質土壌の丘陵地帯はブドウ栽培に適しており、高品質なワインを生む偉大な潜在能力を秘めています。
ウンブリアの料理は、トスカーナと同じく素材の味を重視したシンプルなものが多いですが、味わいは繊細でデリケートです。ノルチャ産の黒トリュフは有名で、ウンブリアは海には接していませんが、川や湖で獲れるカワカマス、マス、ウナギも良く食されており、肉料理もシンプルなものが多く、鳩、羊、山羊などの炭火焼、豚のハム、サラミなどの加工肉も定番です。