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カンパーニア カンパーニア

カンパーニア州

イタリア半島の南西部に位置するカンパーニア州は、北はラツィオ州、モリーゼ州、東はプーリア州、バジリカータ州に接しています。面積は13,5902㎢とイタリアでは中規模ですが、人口は583万人とロンバルディア州に次いで多く、人口密度の最も高い州です。
州都ナポリのサンタ・ルチア港をはじめ、ポンペイ遺跡、アマルフィ海岸、カプリ島、ヴェスヴィオ火山、イスキア島など風光明媚な名所に溢れています。
カンパーニア州はギリシャの植民地マグナ・グラエキアとして古代から栄え、ナポリは重要な都市でした。古代ローマ時代は温暖な気候を求めて皇帝や貴族が別荘を建て、当時のカンパーニアは世界でも最も豊かな地方に数えられていました。その後数々の民族の支配を経て、12世紀にはノルマン支配下に入り、その後フランスのアンジュー家のもとナポリ王国となり、スペインのアラゴン王家、ブルボン家の支配を経て1861年にイタリア王国に併合されました。その後、イタリア王国の誤った南部政策もあり、カンパーニア州は急速に衰退していきましたが、現在でも群を抜いて美しい自然と無数の観光名所を抱えるため、観光は重要な産業となっています。
西にティレニア海、東にはアペニン山脈が走り、その間に丘陵地帯が広がっています。丘陵地は全体の50.8%で、山岳部が34.6%、平野部が14.6%で、ナポリ沖には複数の島が浮かんでいます。現在でも活動しているヴェスヴィオ火山に代表される、火山性土壌も多く、海岸に近いところは温暖な地中海性気候ですが、内陸部のイルピーニアは大陸性気候で夏は暑いですが冬の寒さは厳しく、積雪もあります。
温暖な気候と豊かな火山性土壌に恵まれるカンパーニア州はワイン造りに理想的な環境で、イルピーニア地方ではタウラージ、フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ、グレーコ・ディ・トゥーフォの3つのDOCGを擁し、古代から「グランクリュ」として讃えられていたファレルノ地区でも素晴らしいワインが造り続けられています。ヴェスヴィオ火山のエリアで造られるキリストの涙を意味するラクリマ・クリスティは根強い人気があり、南のチレント地方、イスキア島、カプリ島でも意欲的な生産者が個性的なワインを造っています。
カンパーニア州の太陽に恵まれた温暖な気候は数多くの素晴らしい食材を生み、それらの素材をストレートに生かした、質素ですが非常に美味しい料理が多数存在しています。ピッツァ・マルゲリータ、アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ、スパゲッティ・アッレ・ヴォンゴレ、スパゲッティ・アッラ・プッタネスカなど日本でも馴染みの深い料理もカンパーニア州の料理です。ナポリ近郊のグラニャーノのパスタは最高級品として有名ですし、サン・マルツァーノのトマト、モッツァレラ・ディ・ブッファラ、リコッタ、カチョカヴァッロ、プロヴォローネ、スカモルツァなどのチーズも有名です。