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プーリア プーリア

プーリア州

イタリア半島の南東部に位置するプーリア州は、北はモリーゼ州、西はカンパーニア州とバジリカータ州に接しています。東にはアドリア海、南にはイオニア海が広がっており、イタリアでも最も東にある州です。
プーリアは古代ギリシャの植民地マグナ・グラエキアの一部として栄えていましたが、古代ローマの時代には、東洋の門戸として重要な役割を果たしていました。西ローマ帝国崩壊後は、様々な民族の支配、東ローマ帝国、ノルマン支配を経てナポリ王国の一部となり、その時代に大土地所有制度が発達、更に戦後の農地改革によりプーリアの農業は発展し、現在でも産業の中心となっています。
830kmという長い海岸線を持つ南北に長いプーリア州は、平野が53.2%、丘陵が45.3%、山岳地帯が1.5%と、イタリアで最も山岳部が少ない州です。
広い平野を持ち、温暖な気候に恵まれている大農産地で、夏は暑く乾燥しており、冬は温暖、雨は秋と冬に集中するという典型的な地中海性気候です。ブドウ、オリーブ、穀物、野菜、果実が栽培され、収穫量も多く、有名なカステル・デル・モンテ城があるムルジアは、石灰岩台地でブドウ栽培に適しており、州全体としてワイン生産量も常にイタリアTOPの座をヴェネト、シチリアと競っています。
一昔前まではヨーロッパ最大のバルクワイン供給地でしたが、その需要は19801年代以降激減し、現在は自分たちでブドウ栽培からボトリングまで、一貫して行うワイナリーも増え、かつてのイメージとは異なり、プーリア産ワインの品質向上が顕著です。
ユニークな固有品種の宝庫で、パンパヌート、ヴェルデーカ、ボンビーノ・ビアンコ、ネグロアマーロ、プリミティーヴォ、マルヴァジア・ネーラ、ネーロ・ディ・トロイア、ススマニエッロなどが注目されています。
州の中央内陸部に位置する石灰台地のムルジアで造られる非常にエレガントなカステル・デル・モンテDOCは、南のワインには珍しい涼しげなトーンがあってフードフレンドリーで飲みやすく、その対照的な産地として南に突き出しているサレント半島のワインは、昔は北イタリアのワインのアルコール補強に使われていたワインですが、アルコール度数が高く非常にパワフル、サリチェ・サレンティーノDOCも人気です。濃厚な果実味と高いアルコール度数を持つプリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアやサレント半島のロゼ・ワインは、世界的に有名かつ人気があります。中央のバーリ近郊のプリミティーヴォ・ジョイア・デル・コッレDOCは丘陵地帯で造られるプリミティーヴォで、マンドゥーリアのものと比べるとアルコールも穏やかで飲みやすく、エレガントなプリミティーヴォとして大変注目されています。
プーリアの料理はシンプルな農民料理で素材の味をストレートに楽しむものが多く、硬質小麦、野菜、豆類、オリーブオイルを多用します。最も有名なパスタといえば、耳たぶの形をしたオレッキエッテで、菜の花に似た野菜と共に食べられます。羊や山羊のシンプルな味付けのローストもよく食され、魚介類は新鮮な状態で生で食べることもしばしば、チーズは種類も多く豊かですが、モッツァレラチーズのような生地を生クリームと一緒にしたブッラータが有名です。