Wine & Liquorワインを探す

ヴェネト ヴェネト

ヴェネト州

最近ヴァルポリチェッラ地区で新石器時代の6300年前のブドウの花粉と種子が発見され話題となったが、ヴェネト州はブドウ栽培の古い歴史を誇る。ヴェローナは古代ローマ時代の重要都市だ。7世紀末に誕生したヴェネツィア共和国は東方貿易で栄え、パドヴァやベルガモの内陸部から、キプロス島、クレタ島なども支配下に治める巨大な共和国となり、「アドリア海の女王」と讃えられた。ヴェネツィアの貴族は内陸部に農園を所有し、そこではワインが造られた。第二次世界大戦後は高度経済成長の波に乗り、経済成長を成し遂げ、豊かな州になった。優れたワイン産地を多く抱えていることもあり、大手瓶詰め業者がヴェローナ周辺に集まり、ヴェローナはイタリアワインの中心地と考えられるようになった。

ヴェネトのワインはやさしい味わいのものが多く、適度の果実味があり、食事にとても合う。ガルダ湖南東に広がる氷堆石丘陵で造られるDOCバルドリーノBardolinoは軽やかで、デリケートな赤ワインだ。バルドリーのキアレットChiarettoはフランスのプロヴァンスのロゼに似た淡いピンク色をしていて、フレッシュで、心地よい味わいで、10年ほど前から大人気となっている。バルドリーノからアディジェ川を渡り東に行くと、ヴァルポリチェッラの丘陵地帯が広がる。ヴァルポリチェッラValplicella、ヴァルポリチェッラ・リパッソValpolicella Ripasso、アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラAmarone della Valpolicella、レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラRecioto della Valpolicellaという4種類のワインが造られるが、今大ブームを巻き起こしているのはアマローネだ。ブドウを陰干しすることによりドライフルーツ(特にプラム)の魅力的なアロマを持ち、ヴェルヴェットのようななめらかな口当たりを持つ深遠な赤ワインが生まれる。食事なしでも楽しめるワインで、北米、北欧市場で大躍進している。ヴァルポリチェッラの東にあるソアーヴェ村周辺で造られるDOCソアーヴェSoaveもイタリアを代表する白ワインだ。特に石灰土壌と玄武岩土壌が混ざる丘陵地帯で造られるソアーヴェ・クラッシコは好ましい果実、生き生きとした酸、適度のミネラルを持ち、調和のとれた味わいで、長期熟成能力も高い。プロセッコも世界中で大ブームを巻き起こしている。高い需要に応えるために2009年にDOCプロセッコProseccoを創設し、生産地区を大幅に拡大したことにより、DOCGコネリアーノ・ヴァルドッビアデネ・プロセッコConegliano Valdobbiadene Prosecco、DOCアゾロ・プロセッコAsolo Proseccoを合わせると7億本近い生産量となった。爽やかなアロマを持ち、飲み心地のよいプロセッコはまだまだ伸びそうな気配である。

ヴェネト料理はヴェネツィアをはじめとする海岸部の魚介類を主体とする料理と、内陸部の肉、米、野菜を中心とした料理に分かれる。海岸部では前菜の鰯の南蛮漬けサルデ・イン・サオールSarde in saorが有名だ。イカ墨を使ったリゾットやスパゲッティ、リゾット・アル・ネーロ・ディ・セッピア Risotto al nero di seppia、スパゲッティ・ アル・ネーロ・ディ・セッピア Spaghetti al nero di seppiaも人気がある。アドリア海の魚の炭火焼きもよく食べられている。内陸部では米やポレンタがよく食べられ、グリーンピースとお米を煮込んだリゾット風の料理リージ・エ・ビージRisi e bisiはこの州らしい素朴な料理。インゲン豆のスープにパスタを入れたパスタ・エ・ファジョーリPasta e fagioli とともに家庭的な味わいだ。干鱈もよく使われ、干鱈をミルクで煮込んだ料理バッカラ・アッラ・ヴィチェンティーナBaccala’ alla vicentinaが有名。この料理にもポレンタが添えられることが多い。仔牛のレバーを玉ねぎと炒めたフェガト・アッラ・ヴェネツィアーナFegato alla veneziana、馬肉を長時間煮込んだパスティッサーダ・デ・カヴァルPastissada de caval(ヴェローナの名物)は肉料理の代表である。

ペアリング

おすすめワイン


コスタセラ・アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ

格付: アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ DOCG

 

パスティサーダ ディ カバロ

ヴェローナを代表する馬肉の赤ワイン、トマトソース煮込み。濃厚な味わいのこの料理に深みある味わいのアマローネ特有の黒いフルーツ系の酸味が煮込み料理を召し上がる際にもたれることなく食が進みます。又、アフターテイストの心地よい甘苦みが素材(馬肉)の旨味を引き立てます。

 

アマローネのリゾット

ヴェネト州を代表するヴィアローネナーノ、ヴェロネーゼ米とアマローネワインを使用して作られたリゾット。アマローネ使用のリゾットにこのワインが合わない訳がないという鉄板の組み合わせ。相性の説明は言うまでもありません。

 

ラフテー(沖縄料理)

沖縄県を代表する郷土料理。豚肉の角切りを醤油、みりん、で煮込んだいわゆる豚の角煮。甘味ある濃厚な味わいの煮込みに程よい酸味と濃厚な味わいのテイストがマッチ。心地よい甘苦みが素材の旨味を引き締めます。

 

骨付き子羊肉のロースト ミントソース

骨付きの子羊のローストにさっぱりテイストなミントソースをかけたイギリス式な召し上がり方。子羊の脂身にも負けないアマローネの骨格と甘苦みの味わいの特徴がミントソースと共に爽やかに召し上がれます。

 

鹿肉背肉のロースト ブルーベリーソース

冬の名物料理の一つ鹿肉のローストにブルーベリーを使ったソース。ジビエには勿論、アマローネの風味、骨格、アフターテイストの甘苦みがよく合います。ブルーベリーのソースにもワインの香り、甘味が相乗します。

 

北京ダック

中国を代表する伝統料理。現在の日本でも定番的によく登場致します。ダックの旨味、濃厚なソースとの相性もオリエンタルテイストマッチングといったところでしょうか、よく合います。

 

おすすめワイン


カンポフィオリン

格付: ロッソ・デル・ヴェロネーゼ IGT

 

フェガート アラ ヴェネチアーナ

ヴェネチアを代表する郷土料理。ビネガーでマリネしたレバーを塩コショウしてたっぷりの玉ねぎと一緒にソテーした料理。レバーのコクと玉ねぎの甘味にリパッソによる深みある味わいとアフターテイストの心地よいスパイシーさが素材の旨味を引き立てます。

 

ビーゴリパスタ 鴨のラグーソース

ヴェネト州を代表する手打ちパスタ料理。手打ちで作られた太麺のビーゴリパスタと鴨のラグーソースにボディあるカンポフィオリンの味わいとアフターテイストのスパイシーさがハーモニーを引き締め旨味を引き立てます。

 

ホルモン塩焼き

日本の焼肉屋さんでの定番、もしくは専門店があるほどのコアな人気がある料理です。内臓料理特有なクセをうまくアマローネの持つ香り、しっかりした味わい、甘苦みが絶妙にマッチします。

 

タルタルステーキ

伝統的フランス料理として知られている生肉のミンチステーキ タルタルステーキ。香辛料を使用したスパイシーな隠し味とコルヴィナ種のスパイシーさあるポテンシャルが肉の旨味を引き立てます日本のクリスマスの定番チキンロースト。チキンを丸ごと塩コショウしてローストしたこの料理にヴァルポリチェッラを少し冷やして軽快に飲み合わせるのがポイント。少し冷やすことで清涼感と軽快さがでてチキンの淡白な旨味が引き立ち楽しめます。

 

ハギス(スコットランド)

スコットランドのバールなどで召し上がられている郷土料理。羊の肉のミンチに香辛料を合わせてレバーペーストのようにした伝統料理。リパッソして強化された味わいと香辛料との相性抜群のスパイシーさが絶妙にマッチします。

 

レバニラ炒め

中華料理の家庭的料理の定番。レバーとニラ、玉ねぎ、もやしの4点による味わいの構成がコルヴィナ種との相性が良くアフターテイストの心地よいスパイシーさが素材の旨味を引き立てます日本の中華料理店、そして家庭での定番料理。豚肉とキャべツをXOジャンで炒めたシンプルな料理。ヴァルポリチェッラを少し冷やして持ち味のアフターテイストの苦みを生かします。豚肉、キャベツの素材の旨味を引き立て楽しめます。

 

おすすめワイン


ボナコスタ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ

格付: ヴァルポリチェッラ・クラシコ DOC

 

生肉のカルパッチオ

ヴェネツィアはハリーズバー生まれのイタリアを代表する郷土料理。叩いて薄く伸ばした赤身のビーフに塩コショウ、マヨネーズとレモン、オリーブオイルをかけたシンプルな料理。程よくライトボディのコルヴィナ種とほんのり漂うスパイシーさが生肉の旨味を引き出します。

 

ビーフポルペッタ ミートボール

ヴェネト州を代表する家庭的な郷土料理。ミートボール(ハンバーグ)のデミグラスソース煮込み。家庭料理の定番とも言える料理に日常酒感覚で楽しめるこのワインは肉の旨味を引き立て、ワインの持つスパイシーさと軽快さが魅力。

 

豚肉の生姜焼き

日本の定食屋さんの定番料理。豚肉、玉ねぎ、ピーマンを生姜少々と塩コショウして強火で炒めた日本の王道料理。ワインの持つボディの力と豚肉の味わいのボリューム感は抜群に好相性です。ワインの持つスパイシーさとのマッチングも絶妙です。

 

チキンロースト

日本のクリスマスの定番チキンロースト。チキンを丸ごと塩コショウしてローストしたこの料理にヴァルポリチェッラを少し冷やして軽快に飲み合わせるのがポイント。少し冷やすことで清涼感と軽快さがでてチキンの淡白な旨味が引き立ち楽しめます。

 

スパイシーフライドチキン

スパイシーに仕上げた最近流行りのスパイシーフライドチキン。ヴァルポリチェッラの特徴である軽快且つほんのりスパイシーなアフターテイストがフライドチキンの油分を切り旨味を引き立てます。

 

回鍋肉

日本の中華料理店、そして家庭での定番料理。豚肉とキャべツをXOジャンで炒めたシンプルな料理。ヴァルポリチェッラを少し冷やして持ち味のアフターテイストの苦みを生かします。豚肉、キャベツの素材の旨味を引き立て楽しめます。

 

おすすめワイン


コルバラーカ・ソアヴェ クラッシコ・スーペリオーレ

格付: ソアヴェ・クラシコ・スーペリオーレDOCG

 

バッサーノ産ホワイトアスパラガス

春先が旬の茹でたバッサーノ産ホワイトアスパラガスに塩コショウオリーヴオイルに細かく刻んだゆで卵ビネガーを合わせる。ガルガーネガ種のミネラル感あふれる味わいとアフターテイストの心地よい苦みが素材の旨味を引き立てます。

 

バッカラ マンテカート

ヴェネト州を代表する郷土料理。塩漬けの干し鱈をオリーブオイルで練った料理。塩味の効いた淡泊な味わいの干し鱈の塩味がソアベにより旨味を引き立て軽快な食の進みを促します。

 

鯵の南蛮漬け

ヴェネト州の郷土料理、イワシのベカフィックの日本版ともいえる漁師町発祥の料理。ビネガーの酸味の効いた揚げた鯵と玉ねぎの甘味にソアベの酸味が相乗し鯵本来の旨味を引き立てます。

 

フィッシュ&チップス

イギリスを代表する伝統的な定番料理。白身魚のフライにタルタルースとポテトフライ、モルトビネガーをお好みで掛けながら酸味を加えて楽しむ料理。ソアベの持つミネラル感と酸味、ピュアなテイストがタルタルースともよく合い気軽に楽しめます。

 

アンディヴとラディッキオのサラダ

ラディッキオはトレヴィの名産でもあり名前由来の野菜です。アンディーブ、ラディッキオの持つ独特な心地よい苦みとソアベの持つ心地よいアフターテイストの苦みが相乗、サラダの素材の旨味を引き立てます。

 

上海蟹

10月ごろから旬に入る上海蟹。塩茹でし、蒸しただけのシンプルな調理法にストレート且つピュアなテイストのソアベが絶妙にマッチ。メスの持つ卵との相性も抜群です。

 

ペアリング提案

第2回JETCUP優勝

佐藤 隆正 さん

MAP

格付け(DOC, DOCG..)について

アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラッシコ DOCG

ロッソ・デル・ヴェロネーゼ IGT

ヴァルポリチェッラ・クラシコ DOC

ソアヴェ・クラシコ・スーペリオーレDOCG