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ピエモンテ ピエモンテ

ピエモンテ州

ピエモンテとは「山の麓」を意味し、その名の通りアルプス山脈の南側に広がっています。北はヴァッレ・ダオスタ州、東はロンバルディア州、エミリア・ロマーニャ州、南はリグーリア州と接しており、北ではスイス、西ではフランスと国境を接しています。フランスに隣接する地理的位置からも、長年この地を支配したサヴォイア王家がフランスのサヴォア地方出身であったことからも、ピエモンテ州の慣習、文化にはフランスの影響が色濃く見られ、食文化、ワインも例外ではありません。フランスの影響を受けた食文化は、イタリアでも特に興味深いものの一つで、スローフード運動もここで誕生しました。

ピエモンテはトスカーナと並ぶ高級ワイン産地で、特にネッビオーロ品種で造られる深みのある長期熟成能力の高い赤ワイン(バローロ、バルバレスコなど)は世界的名声を誇っています。固有品種による単一品種ワインが多く、ネッビオーロ、バルベーラ、ドルチェット、アルネイス、コルテーゼ(ガヴィDOCG)などの品種で幅広いタイプのワインが造られています。イタリアでは珍しく単一畑文化の根付いている土地でもあります。

ピエモンテはシチリアに次ぐ大きな面積を持つ州で、北側、西側をアルプス山脈、南リグリア・アペニン山脈と三方を屏風のように山に囲まれた州で、ロンバルディア州と接している東だけがパダーノ平野として開かれています。温帯、亜寒帯の大陸性気候で、冬は寒く、湿気が多く、しばしば深い霧になります。

ピエモンテ料理は繊細で味わい深いものが数多くあります。特筆すべきは前菜が充実していることです。ピエモンテ牛の生肉を刻んでレモンをかけたカルネ・クルーダ・バットゥータ、ピエモンテ名産のピーマンにツナ、ケッパーなどを詰めたぺペローネ・リピエーノ、仔牛の薄切りにツナマヨネーズのソースを添えたヴィテッロ・トンナートなどが代表的です。パスタでは、卵入り手打ち細麺のタヤリン。肉のラグーソースやバターとチーズを絡めて食されます。また、肉を詰めた小ぶりのラヴィオリであるアニョロッティ・デル・プリンも親しまれています。メインディッシュで最も名高いのは牛肉の塊を野菜とともにワインでマリネしてから、長時間煮込んだブラザートや、バーニャ・カウダなどが有名です。食材としては高級なアルバの白トリュフが有名であり、ファッソーナ牛は、トスカーナのキアニーナ牛と並ぶ高級牛です。チーズも種類が豊富で非常に美味しいものが作られます。山羊、羊、牛のミルクで造られる比較的フレッシュなロビオーラ・ディ・ロッカヴェラーノ、高地で造られるカステルマーニョ、乳牛で作られるセミハードタイプのブラなどがよく知られたDOPチーズです。